”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ブレイブ・ワン”

11月19日が誕生日だそうな、、”タクシー・ドライバー”の幼い売春婦からもうナン十年経過したんだろう、、。近年”パニック・ルーム”やら”フライト・プラン”そしてこの”ブレイブ・ワン”とパニックに陥った強い女性を連続して演じている。この3本がまさにその代表作だと思うのだがちょっと古いファンにはこりゃチャールス・ブロンソンが演じた”デス・ウィッシュ”シリーズのパクリ女性版じゃないかと映る。

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早い話恋人と連れ立ってセントラル・パーク内を深夜散歩していたエリカが暴漢3人に襲われ愛犬は盗まれ恋人は殺され、、自身も重症。警察はロクな捜査もせず犯人はのうのうと、、そこで拳銃を手に入れた主人公は憎き暴漢3人に復讐を誓うのでありました、、と言う事である。その3人に至る前に社会のゴミ状態の悪い奴らも道連れにするのだがコンビニで買い物してりゃ拳銃を持った強盗が押し入ったり地下鉄に乗ってりゃ今度は二人連れのワルが難癖をつけて来たり、、どうも悪い奴らに遭遇したいが為に深夜街を徘徊しているような、、最初っからそんな夜中に出歩かなきゃどうって事はないのだがそうなるともう映画にならなくなっちまう、、しかし通常生涯に一度遭遇するかしないかの重大事件に余りに何回も遭う設定だと何時しか見ている方も白けるのも事実。

まあそんなで最初拳銃をぶっ放すには勇気がいったが2回目以降は手も震えない、そんな強い女性に変身してしまう。個人的にはこんな知的で個性的なジョディーには”インサイド・マン”で見せた辣腕弁護士、(フィクサー)とか”王様と私”のリメイク版で見せた芯の強いイギリス女性、そしてやはりクラリス嬢みたいな役柄が一番お似合いだと思う。

40代後半となると演じる役柄も限定されて来るがこれからも知的で思考力の強い女性像を演じて欲しい、、拳銃は似合わない、、。ともあれアメリカは未だ19日だ、お誕生日オメデトウ!