”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

久し振りに3本立て、、

最近仕事のせいで朝は5時過ぎに起きる。管理人業務には週末も関係ない、だがせめて8時くらいまではゆっくりと思うが人間の習性か今度はじっと寝ている事が出来ない。既に初夏を通り越した時期なので5時には街頭が不要なほどに明るいし夏時間を採用している都市ではもう6時だ、、。

事務所を開店しそこにずっと座っている訳ではないので時間的な余裕はある。朝は先ずプール周りを見てカモの落し物がないか確認、網で水面をすくった後には底辺に沈殿している砂状の汚れをポールの先にブラシを付けてこそぎ落す、、これでもう汗びっしょりだ。そんな日課だが珍しく昼過ぎからケーブルTVに見入ってしまった。新しいチャンネルが設置され無料で見れる本数が増えた、そのおこぼれ。

もう何回目になろうか最初は”ダンテス・ピーク”、、、パニック(自然災害もの)としては”ボルケーノ”や”デイアフタートモロ-”などと同類だが主演がピアース・ブロスナン、ストーリーはもうこれ以上どうする事も出来ない程にフツーであるが何も考えずに流れる画面を追うだけ、、時間の無駄とは判っていてもそれなりに、、で結局最後まで。まあパニック映画を安心して見ていられると言うのもヘンな話だが次はどうなる、クライマックス君は何処から来る、、って判っているので本当はこの手の映画は余り何回も見るもんじゃない、、。

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その次は”オーシャンズ・イレブン”これももう3-4回は間違いなく見ているが映画の中に他の映画で使われた気の利いたセリフが出て来ると嬉しくなる。ここでも”カサブランカ”での有名なセリフ”世界広しと言えど何でこんな酒場で出くわすんだ、、”がそっくりそのまま使われている。勿論言ってるアンディ・ガルシアも引用している訳だがこれらのお遊びは監督の趣味か、、しかし改めて見るとオリジナルのシナトラ一家より数段プロットも良くストーリー展開も良かった事を再認識させられた。

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真打は”ブレード・ランナー”、デレクターズカットと呼ばれるものだがこれも封切を映画館で見て以来、果たして何回目か、、DVDまで持っているってのに今さらTVの前に座っている事もないだろう、、しかしやはりこれはSFの金字塔だ。リドリー・スコット監督の感性は”ブラックレイン”にも微妙に引き継がれているが道頓堀を思わせるネオンサイン、バックに流れる日本の旋律、独特の色使いと背景、ロケ地の選択、設定と思いは尽きない。しかしなんでレプリカントと普通の人間と区別がつかないような作りにしたんだろうな、、その辺を車自体が空を飛んでいる時代なのに未だタバコを吸うかな、、ロスなのに何で何時も雨なんだろうとか色々疑問はあるがこれはやはり大変な映画である。

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3本即ち6時間か、、体力の消耗が激しく見終わった途端にご就寝である。