”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

シアトルとはお別れだ、、by イチロー

イメージ 1海外に居住していると普段、お辞儀をするケースは稀である。握手か簡単に抱き合う、、知らずにそれが当たり前になっている。タマに日本人同士が街角や人込みのなかで繰り返しお辞儀をしていると妙に落ち着かない気分になってしまう。
 
しかし昨日のこのイチローのお辞儀、見ながら思わずテレビの前で直立不動になってしまった。このニュースは青天の霹靂、全く予想も出来なかった事である。12年目のシーズンをシアトル、マリナーズで主役を務めていた彼がニューヨーク、ヤンキースに電撃トレードされたのである。そして3時間後の夕刻の試合ではもうヤンキースのユニフォームに着替え3回、最初のバッターボックスに立つ場面の事だった。観客のスタンディング・オベーションに応えるように、そして又、長年親しんだセーフィコ・フィールドとファンに感謝を伝える為にヘルメットを取り内野、外野に向けて実にりりしく彼なりの感謝を観客に伝えてくれたのだ、、これには思わず胸が熱くなった。
 
打席に入る前の一礼、、だが彼の場合は万感胸に迫るものがあっただろうしこれで引退って訳じゃないが純然たる感謝の気持を表わしたかった彼の気持を思うと、、。第一この作法には球場内の観客も驚いた事だろう。それが又、彼の誠実さを表現している、、とそこまで理解出来るアメリカ人のファンはこりゃもう凄いもんだが、、。スーパー・スターとして日本とアメリカ双方を股にかけ多くの後輩達の見本となって来たイチロー、、今度は野球人最期の栄光を目指してマリナーズでは叶わなかったリーグ優勝、そしてその先の栄光を目指してヤンキースなら彼の夢を叶えられる可能性のある最先端の球団だ、これから8、9月の大活躍そして恐らく現役をこのチームで終える事になるかも知れないヤンキースで長年の夢だった栄光に手が届くよう祈りたいし此方からも精一杯の応援をしたい。