夕刻、一日が無事終って、”さぁて、一杯飲むか、、、”、するとドアがドンドンドン、、すわっ、又、事件か??見ると外には25号のおばちゃん、、”アンタ、大変なのすぐに来て頂戴!!”っで開けたビール缶をそのままプルトップを押し戻し冷蔵庫へ返却、、駆けつけて見ると、、、其処には;
台所のタイルの上にこんなフン状のモノが転がっている、、おばちゃんはもうパニック状態、こんな”大きなフンを落とす動物が室内にいるかも知れない、、”、”これじゃ心配で寝ていられないわ、今夜は近所のモーテルに泊まりに行くわ、”、、。
”室内を探して頂戴な、、”で管理人が駆けつける前に既にお隣26号のこれもおばちゃんが室内全てを這いつくばって探したそうな、でも何も居ない、で管理人が呼ばれちゃいました。
一瞬おっさんの頭をよぎったのは、、、;
こんなヤツか或いはトカちゃん、、でもなあ夕暮れ時、人気のある所には出て来ないと書いてあるし幾らオーストラリアたって住宅街のど真ん中、しかもタウンハウスに出て来るかな、、、。確かにこのところ陽気も良くなって来たので可能性としてはあるかも、、。
こんな捕り物帳につき合せられて管理人もつらいよ、もうビールの気が抜けているだろうな、、と思いつつ、、先のおばちゃん、モーテルへ行くの、、と駄々をこねるのを落ちつかせ”ペーパータオルはありますか??”、、”台所のカウンターの上にあるのを使って”、、でおもむろにペーパータオルを手にしてそのフン状のものを掴んでみると、、ナンか感触が弾力がある、、、えっー、普通フンはもっと軟らかいか手に取ると潰れるんだがな、、これは普段の”カモフン始末”で実証済みだしもう3年もやってりゃすぐに判る。でもって今度は自分の鼻先へ持って行くと、、一体どんなニオイなのか、、??
そこで管理人探偵、遂に謎を突き止めました。ナンとこりゃオリーブの欠片じゃありませんかぁ??これが平たくなって落ちていたのでてっきり何処かの動物が徘徊してフンを落としていったのだと、。
聞いてみると前日出前のピザを取ったとか、、このおばちゃんオリーブが嫌いで取り除き箱の片隅へ、、その箱を捨てる時に箱から転げ落ちたらしい、それが真相と判って今度は一同大爆笑!!
小学生の子供もいるんだし、夜メシにピザなんか食うなよ、、、内心思いつつ何ておっちょこちょいなんだともう大笑いの後は”怒りの管理人”、、もう出前のピザは取らないで下さい、、とも言えずすごすごと気の抜けたビールに戻って行きました。 最初血相変えて飛び込んで来たくせに、、”モーテルに行かなくて良かったね”と嫌味の一言は忘れなかったぜ。