この週はまったくロクな事がなかった、、、住人からは就任以来初めて吊るし上げを食ったし、賃貸中の看板は飛ばされたし、、、電話はポツン、、ポツンと冷やかしの問い合わせしか鳴らないし、、２５号の芝がすっかり枯れちまったし、３号では夜中にパーティ騒ぎがあって夜中の一時半に遂に管理人キレて苦情を言いに行ったし、、、。
救いは３１号の夫婦、ダンナがアデレードに転勤で奥さんの母親が同居するから賃貸契約を解除したい、と言っていたのが一転、引っ越すのをやめた。色々向こうも考えた結果だが越して来てやっと半年で又、業者を頼んで移動も大変だし子供も折角保育園に慣れたのでダンナが単身赴任すりゃ全員が丸く収まる、、そう最初っから管理人が言ったじゃないか。でこの週末は朝も早くから事務所開き、、、すると珍しく電話がリーン、、やっと来ました賃貸の引き合いが、、”今、外の看板の前に立っているんですが賃貸中の物件があるんですかぁ？”と、、。
やはり週末じゃないと通り掛かりは来ないな、、先日来たのはシングル・マザーで男女の子供二人、ティーン・エージャーで自宅を売却したので賃貸物件を探してるんです、、で申し込み書一式渡したのだがナシのつぶて、。そんなで今週も空振りかな、、と思いつつ丁寧にご案内を、若い二人で聞くと二人共２８－２９歳くらいとか、、おっ、こりゃ脈があるぞな、。
そして今日の日曜日、、今日も朝から庭木の手入れをしながらぼけっとしていると来ましたよ、、昨日の二人が。何と今度は４人もいるぞ、、こりゃどちらかの両親だな、、案の定、彼女のご両親、それもすぐ近くにお住まいとか。どうも結婚を前提としている様子で両親の処に住んでいたのだが今度は二人でやってみるとか、。彼女”保証金が足りないの、、”パパ”そんなの心配するでねー、オラが出したる、、”それを聞いててこりゃもう確約じゃんと思わず小躍りする管理人、。
こりゃ大分お気に召したな、、最後は６時過ぎになって申し込み書を持って戻って来たお二人さん、一応申し込み書はお預かりします。水曜日くらいにはご連絡しますね、、そりゃ”待ってましたよ、ハイどうぞ、、”とは言えない管理人、何か足元を見透かされているようで、、そこで”現在申し込み書が二通出ているんですがオーナーと協議してから連絡します”。とお引取り願った、、、そして今、こんな感じにビールで一人乾杯と相成りました。
今回は意外と早かった、、看板を出してから僅か１０日前後、、掛かって来た問い合わせの電話が８本、実際に見学に来た人が３組、それだけ、、で今日はもう手打式でした。何時もこんな感じで決まるといいのだが、、だがしかし、これは何時も言い聞かせているのだが決まってもその後が肝心だ。まあヘンなヤツらじゃない事を願うしかないか？
