”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

オーストラリアの山火事

イメージ 1これは遥か宇宙にある人工衛星からNASAによって撮影された現在のオーストラリア南部、シドニーを中心とする箇所らしい。霧状に白くなびいているのが火災で起きた煙、それが猛烈な勢いで燃え盛っている。
 
報道によると現在燃えているのは60箇所でそのうち13箇所では制御不能、消火の目処が立っていない。12万ヘクタールが燃え尽き現在でも2000人以上が消火活動に従事している。既に郊外の地域では200軒以上が燃えその数は更に増える可能性もある。
 
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この箇所は人家のない森林地区だがシドニーから西へ向かったブルー・マウンテン地区、シドニーから一日往復が可能で観光明媚な場所、日本人にも人気のある国立公園だ。
 
この季節毎年のように起きるこの山火事、原因はいくつもあるのだが一番は何処かのアホが面白半分でやる放火、、それからドライバーのタバコ放り投げ、、、そしてBBQなどの火の不始末、、それと定期的に草木を燃やしてこんな大事にならないように事前に燃やす処置をするのだがそれが風などに煽られ他の部分に飛び火するケース、最後は木や葉っぱが風に揺らされた結果起きる自然発火。雨が極端に少なくちょとした事で発火してしまう、、。
 
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アメリカから消火専門の特殊班を呼び寄せたり飛行機で上空から消火活動に当たったりと手は尽くしているのだがもう10日が経過してまだ鎮火してない。広大な地域なので”恵みの大雨”でも期待しないとダメだとは今朝インタビューに応じた消防隊員、連日24時間体制での消火作業が続く。
 
 
 
 
 
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この最後の写真はシドニーの町並みに迫る火災の煙、、黒々と高層ビルに迫る様子はなにやらSF映画の宇宙からの侵略者を迎える雰囲気、、、。
 
ブリスベンシドニーは直線距離にして1000キロ、同じ海岸線をずっと下った箇所だが一般的にはブリスベンは亜熱帯地区と称され年間気温もシドニーに比べ大分高い。しかし同じように今年は極端に雨が少なくブリスベンの森林地区でも何時発火しても不思議ではないのだがこんな大火災にはならないよう祈るしかないのが辛いところだ。日本は季節外れの台風に襲われ大きな被害が出ている、アメリカでもつい最近まで大火事があったし中国は大都市を覆う公害、、オーストラリアは”自然災害”と言えるのかこの有様、、世界中何かが少しずつ変化しているような気がする、、一刻も早く鎮火する事を願っている。