”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

帝国の逆襲

イメージ 1先に楽天から田中選手の入団を発表したヤンキース、前回はいみじくもNYの新聞記者に”ちっとも変わらない邪悪な帝国”と言わしめてしまった。
 
別にヤンキースの肩を持つ訳じゃないが今日の日本の記事に面白い事が書いてあった。
 
それによると、、”田中選手の移籍によって受ける直接的な金銭的恩恵は”というもので2年前にダルビッシュがテキサスに移った時の経済効果が259億円だった事に比較して弾き出した試算である。
 
まずアメリカではヤンキースの球場へ訪れる観客が20億円の増収入、日本からは年間1万人が観戦に訪れる、これは年間162試合中半分の81試合が本拠地なので1試合あたり120人程度の増加だ、しかも投手の場合厳格なローテーションに守られているので先発するのは昨年を例に取ると年間24回くらい、その半分とすると12回(そんなに上手くはいかないぞ)っで本拠地で8-10回先発出来れば上出来だろう。するとやはり千人単位でマーくん目当ての観客を動員する事になる。
 
其処へ今度は日本国内での高画質4Kテレビの売り上げだ。これが5000台売れるとして20億円、プラスユニフォームやらTシャツ、、野球グッズの売り上げが2億円、関連業界で働く人の所得やらNYへ訪れる観客の宿泊費、それに滞在中の諸々、、、で〆て合計が346億円とか。
 
別におっさんが計算機片手に弾いた数字じゃなくてれっきとした関西大大学院の教授が試算したものとかだ、、こうなりゃヤンキース、ちっとも田中クンに払い過ぎじゃないだろう??これぞ”帝国の逆襲”じゃないか、、。それにもっとぶっ飛ぶ数字をこの大学の先生はお忘れだ、、、まあこれは日米の経済に置ける波及効果であって肝心のヤンキースの懐へ入る”お金”じゃない。
 
既に水面下ではNHKの担当局長を初め民放の担当役員がニューヨークへすっ飛んでいる事と思うがその”放映権”を忘れちゃいかんぜよ、、、これはもう天文学的数字になって表れて来ること必至だ。それにニューヨークでナイターが始まる時間は日本の朝、9-10時前後、この3時間の放映枠はそういっちゃナンだが普段はロクな番組編成をしていない。へんてこな連続ドラマを作るより余程安心して視聴率が稼げるドル箱なんである。しかもシルバー世代を対象にすればもう言う事なし、、。
 
そんな状況を見るとそりゃ未だアメリカで一球も投げた事のない選手に払う代価はおっ恐ろしい額だがこれかように十二分に採算は取れるんである。それが又、イヤだな~、、、と言うファンはそっぽを向くしかない。
 
下手をするとヤンキースの外野は日本企業の看板オンパレードになるかも、、でも彼らにはチンぷんカンプンの日本語の看板だけはやめて欲しい。東京ドームのバックネットやらに何と書いてあるのか意味不明のアラビア語やハングルの看板が溢れていたら気分が悪い、、。今は放映されている箇所や国を選別してバナー広告を提示出来るそうなので球場にいる人たちが目にする広告とは違うハズなのでこれを徹底して欲しい。