ある日Guch家に送られて来た一通の手紙、それが紛争の発端になろうとは誰が予想した事か、、その顛末を事実に基づき再現し脚本をつけてみた；
夕食前の準備に忙しい台所、今夜の担当は妻、夫の要望に応えてメンチかつの準備を、
夫 ー 今日は郵便受けをみた？
妻 ー 見てませんよ、、第一それはアナタの担当じゃないですか？
夫 ー そうっか、、でも別にオレが担当するまでもなく暇があれば誰が見に行っても良いのだが、、まあ良いっかじゃ見てくるよ。
其処で夫は鍵を持ち外の集合郵便受けへ、、鍵を開け何通かの手紙を持って戻る夫。
夫 ー 特にないかな、、おっ、でも差出人不明の封筒が一通あったよ。
妻 ー 誰ですか？ワタシ宛ですか？
夫 ー いや、宛名は俺になっているぞ、、でもこりゃひょっとして州警察の交通課からじゃないか？
そして封筒の中味を出すと、
夫 ー おい、こりゃスピード違反の反則通知、罰金の催促だぞ、。
妻 ー アナタ、又、何処かでスピード違反をやったんですかぁ？
夫 ー おいおい、俺は最近出掛けてないじゃないじゃないか。
妻 ー ワタシだって出掛けてませんよ、、それにそんなスピード違反だなんて。
夫 ー ちゃんとウチの車が写っているよ、、でもナンバープレートだけで運転手の顔はないな、。
妻 ー じゃ誰か判らないじゃありませんか？
互いに詰る雰囲気が、、折角の夕食前だと言うのに何となく重苦しい雰囲気が立ち込める食卓用に使っているカウンター、、。
妻 ー もっと詳細は判らないんですか？違反をした日とか時間や速度とか、、。
夫 ー ちょっと待てよ、、メガネを掛けて良く読まないと判らん。
メガネを取りに立つ夫、食事の準備に戻る妻、、。
夫 ー 判ったよ、日時は１月の３１日、、時間は朝の１０時、、違反は５０キロ制限のところを５７キロを出していて７キロ超過だとさ。罰金は１５１ドルだってよ。
妻 ー えぇ～、、１月の３１日ですか？そんな前の事はもう覚えてませんよ。
夫 ー おい、ドラマじゃ刑事さんがアリバイを尋ねるとみんなちゃんとずぅーと前の事でも答えるじゃないか？
妻 ー ナニ、馬鹿な事を言っているんですか？
夫 ー おいちょっと待てよ、、３１日と言えば月末の締めの日じゃないか？オレは絶対にやってない、、だって家賃の集計やその他でその日に限らず月末は出掛けてない。しっかり作業中だったし集計時のアリバイもあるさ。各自オーナーさんに送っているメールにも日時が入っているし銀行送金でもちゃんと日時が確認出来るからな。
妻 ー って事はやはりワタシが真犯人ですか？
夫 ー そりゃそうだろう、、この車を運転出来るのは二人っきゃいないんだしオレには完璧なアリバイがあるぜ、、。
妻 ー ＃＄％＠＾＆＊＆＾（＋
こうして消去法から検証すれば犯人は明らか、、でもまだ納得が出来ないのか不満げな妻のアップで終了、、、エンドクレジット挿入となります。
夫 ー １５１ドル払えよ！！それにちゃんとこの通知に”オレはやってない”反論しないとオレの点数が減るんだからな！
妻 ー 反論の申し立ては面倒でしょ、、以前にもあったし、そんな事が。第一ワタシが払うって言ってもどうせアナタの口座からの引き落としでしょ？そんなの意味なくないじゃないですか？
夫 ー もういいよ、、、犯人が誰か判ればそれで良いのさ、しかしまあ７キロオーバーで１５０ドルからの罰金かい？？高いな～、、、。
妻 ー そうですよ、１３キロ以内だとその金額ですって、、それを越すともうあっと言う間に２００ドル以上になるそうですよ。
こうして危うく冤罪容疑、、いや疑いの晴れた夫はビールで乾杯、メンチかつを頬張るのであった。
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