”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ブラックサイト”(08年)

この週末は割と平穏無事だった管理人、でも長くは続かない、、、日曜の夕方、もうすっかり暗くなり敷地内の街頭が点灯する頃、突然”ギャワーオー、、ギャギャ~、、”と凄まじい声がする。慌てて玄関のドアを開けると黒い猫が突進して来る、、オイオイ、ナンだ、と思って良く見ると我が家の愛猫、エリーじゃないか。

ドアから入りそのまま私の寝室へ突進、こりゃ喧嘩でもしたな。後を追って見ると尻尾がすっかり垂れ下がり、毛玉のように膨らんでいる。そしてびっこを引いているじゃないか、どうも左の後ろ足らしいがとても見せてもくれないし触ろうとすると威嚇してくる始末、今朝になってすぐに獣医さんへ電話、午後の3時のアポを取ったのだが、大事に至らなければ良いのだが、。以前はこれで200ドル掛かったっけ、、、頼むよエリー、もうお前もおばさんなんだから喧嘩はするなよ、。

イメージ 1先日どうにも”Blue Bloods"シーズン3の放映が待てずにDVDをe-bayで買ったのだが今、それも佳境に入って来ている。DVD6枚組みで22話収録されているので見応えはある、、毎日2話(90分程度)を見たとしても11日掛かる計算だ。恐らくこのシーズン3を見終わる頃には4も欲しくなるだろう、、又、e-bayさんにお世話になるべく既に手配はしてあるのだが、、。

ずっとステーキばっかり食っていると飽きるのと同じで昨晩はちょっと浮気心を出してこの映画を、、”Untraceable"(追跡不可能)とでも言う原題だが邦題は”ブラックサイト”、これはその内容からしても納得の邦題だ。

主演はダイアン・レインで彼女がFBIのサイバー捜査官に扮する犯罪モノ、舞台は寒そうなオレゴン州ポートランドだ。こんなサイバー犯罪の舞台にするにはちょっと田舎過ぎやしないかな、、と思ったがまあインターネット環境があれば何処でも可能な設定だし撮影隊を呼び込むのに税制優遇でも適応されたんだろう、。

ジェニファー(D・レイン)は8歳の娘と実母の3人で暮らすシングルマザーでFBI支局でサイバー捜査を専門にしている。普段は夜の勤務で政府のサイトに不法侵入する不届きな輩を探し出し捜査官を逮捕に向かわせる。そんなジェニファーがある日遭遇したのはまさに”ブラックサイト”、何処からか拉致された人間が拷問にあいそのリアルタイム画像がネット上に公開されている。サイトへのアクセス数がカウントされ上昇する都度に被害者への苦しみが増し、死に至る、、、と言う誠に残酷な仕掛けである。

このサイトには携帯電話やPCからもアクセス出来、ジャニファーたちが必死にサイトを遮断しようとするのだが海外のプロバイダー経由で一旦遮断してもすぐに別のプロバイダー経由で復活してしまう。そしてアクセス数はうなぎのぼり、、千万単位でアクセスされ縛り付けられた被害者は何も出来ず、捜査班には何の手掛かりもない状況で死に至る実況中継を見守るばかりだ。その手法がエスカレートする都度にサイトの人気度も上昇、怖いもの見たさの一般心理状況を上手く捉え犯人はしてやったり。

こんな状況じゃ流石のジェニファーも打つ手がない、、そして遂に犯人の魔手は同僚捜査官へも、、FBIも必死の捜査、過去に起きた事件を再検証したり自殺者から身内を割り出し誰が誰に殺意を抱いているか、、その辺りはサイバーを酷使して過去のデータをしらみつぶしにして行くのだが、、。そんな展開で意外と早く犯人は判るしその動機も判明するが日曜の午後、グッタリとソファにもたれて見るには最適な映画でした。

FBIの女性捜査官と言えばクラリス新米捜査官が活躍する”羊たちの沈黙”、、これは名作だが、が有名だがこの映画だってジェニファー捜査官、派手さはないがなかなかの出来で昨今の怖いサイバー世界を充分に描いていたような気がする。やはり設定は良くても脚本や効果的な音楽、そして監督の拘りがないと名作は生まれないか、。

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