表通りに”For Rent"の看板を出して丁度一週間が経過した。問い合わせは毎日のようにちょぼちょぼとは来るのだがこれまで決定打が出ていない。これって自分からはどうしようもない、、まさか表通りに立って大きな”賃貸中”と書いたノボリでも振る訳にはいかんし悲しいかなこの歳こいてそれには羞恥心が、、自分から取る行動には限界があるものさ、、。
もう７年もやっているんだがこのまんまずっと引き合いがなかったらどうしよう、、とイヤな予感がアタマをよぎるのも事実、野球選手が春の公式戦からずっとヒット一本が出なくてこのままシーズン終わるんじゃないかと夜も寝れないそうだが結構それに近い心境かも知れない。
そんな木曜日の昼下がり、、野球中継の最中、事務所のドアをドンドン、、うん、だれだ～、、今、野球中継が面白い事になっていてこれから８回の攻防だってのに、、と後ろ髪を引かれる思いで出てみると、、何と４～５人も固まっているぞ。なんじゃこりゃ、、と驚いているといきなり”アンタ、私の事覚えてる？”っと来たよ、、よせば良いのに”勿論、覚えてますよ”と考える間もなく反射的に口から先に言葉が出ている、。っでひと呼吸置いて見ると、この訛りの強いおばちゃんの英語、、そうだっ、昨日掛かってきた電話じゃないか。
”アンタ、表に看板が出ているけど空きがあるんけ？”と聞かれたんだ。その時は、”さあさあどうぞ見ていって”とご案内しようと思ったのだが”あたしじゃないんだばよ、、知人が探しとるんよ～”、と言われ電話で丁寧にどんな物件かを説明して家賃も伝えたんだった。こいつは冷やかしかな、、で電話は終わったのだがそのおばちゃんがそのご当人で肝心の知人とやらを伴ってやって来たって訳でした。
良く聞いてみると４５歳になるシングル・マザーと２５歳の娘に２１歳の息子の家族って事が判った。お父ちゃんは離婚してていないそうだがハンガリーからやって来たとか。てっきり兄弟が若い夫婦と勘違い、、そりゃ言われなきゃ絶対に判らんよ。
まあ何れにせよご案内を、、そして”うん、気に入ったよ”で早速向こうは部屋割りを、、そして１０分後には申込書を持ってお帰り。それから僅か２０分後には賃貸申込書を全部記入して必要書類と一緒に戻って来た。こりゃもう確信犯だなぁ～、、そんなに素早く免許証のコピーとか銀行口座の残高証明とかは手に入らないし何処かに持ち歩いていたんだなぁ～、、こっちも”ハイ、どうぞ”とその場でやっちゃうと有り難みも感じないだろうと思い、”じゃあ、これからキャンベラに住んでいるオーナーさんと話し合って遅くとも明日の午後にはお返事しますよ”と今日の所はお引き取り願ったのだが、、内心こりゃもう”ヤッターマン”、早速今夜には賃貸中の看板を撤収しよう、、じゃないとまた前回みたいにダブル・ブッキングになっちまう。
これで新規募集も一週間で決着、長い間住んでいたおばあちゃんを追い出した後の２１号、チョイと後ろめたい気もあったのだが家賃を滞納するわ毎日ああだこうだと電話されて来てもういい加減こっちも家内もキレそうだった。それが決着して転居したのが先週の１７日、翌日賃貸中の看板を再度引っ張り出して来て通りに出したのだがこれにて一件落着。今夜は祝杯です。
そう言えば台所の調理台がないのだ、、お隣り２９号の調理台がブッ壊れ急ぎうちのヤツを取り外してくっつけたのでうちのが無くなったと言う訳だ、、、セラミック仕様に買い換えようと思っていたので早速e-bayさんへ、、ところが台座が大理石、って事はサイズが合わないとハマらないのです。色々測ってみたもののどうやって既製品の基準とは１５mm合わず、買えないって事が発覚した。これじゃ料理も出来ないので前からある同じスタイルの旧式然とした出っ張りのある電気コンロで手を打ったものの配送されて来るのに２～３日掛かるのだ。
こんな時は日本だったら絶対に外食なんだが、、行きたいレストランもないし、昨日は鉄板で焼きそばをやったので今日はピザの出前かな？？まあそれでも満室になったんだからビールで乾杯さ、、。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
にほん映画村」に参加しています：もし気が向いたらクリックお願いします♪。
