我が家の”愛猫”、もうエリーだけでチョイと寂しいのだがコヤツもうちへ来て１６年になる。母猫が交通事故死、恐らく生後数週間だったんだろうひとり残されひもじい思いをしている頃、毎晩家内の友人宅のアパートを訪ねちゃドアをトントンやっていたそうだ。その絵理さん、日本からの留学生でとても猫を飼うわけにはいかない環境、そんな所へ飛び込んだのがうちのかみさん。もうその顛末を聞き私に相談する事もなく胸に抱えて連れて帰って来た、、当時は四郎、ブリッキー、モノトンと居て二階には日本企業から派遣されて来た若い兄ちゃんも住んでいた。
それがエリーとの出会い、、もうすっかりバアさん猫になってしまったが今年は喧嘩もせず、病気にもならず、至って元気。毎年行く定期検診では”体重が減り気味ですね”と言われるのだがドライに缶詰、と良く食べる。それに実に良く喋るようになった、、これは加齢と共に人間とコミュニケーションをする度合いが増す、と聞いたがもう半端じゃない声を出すのだ。電話の向こうの人が”赤ちゃんがいるんですか？”とびっくりしたくらいで電話中に鳴くのはちょっと困るんだがなぁ～、、。
以前ほど外へは出たがらないし出てもすぐに帰ってくる。すっかり家猫状態だが前足の毛並みがまだらになりところどころハゲちょろけになっている以外はトイレの後に１０mダッシュもやるし至って元気である。まあ元気が一番さ、ともうワタシの椅子で爪を研ごうが椅子に乗ろうが囓ろうが何でもやりたい放題の一年だった。
そして”オーストラリア”、、まあ管理人と言う立場から行けば今年は新規に入ったテナントが２１、１９、、８号と合計３組み。家賃の遅れもないし騒がないし（８号は一度もめた)至って大人しく問題は何も起きてない。
３月だったかに白アリ駆除用のバリアーを敷地内３２戸全部に施し管理組合費を派手に使ってしまった。それにお隣との堺にある塀の建て替え工事、これは昨年半分の１００mをやり残った１００mを建て直したんだがまあ大変だった。結局半年以上が経過してやっと完成、やっとお隣さんもうちも手打ちとなった次第だが実に管理人泣かせの労作である。
それ以外ではプール脇に設置されている湯桶器がぶっ壊れ新品に交換、後は３１号の食洗機の交換、２５号の湯桶器交換、エアコンの不具合やら調理台、水道の蛇口などなどあったが水道管の破裂とかプールの水が無くなる、、何て大事故に至る事は幸いなかった、。
個人的なイベントとしては５月のハワイ、、孫戯れ旅行、それが唯一の”休暇”らしい出来ごとだった。帰ってすぐに”ミステリー鼻事件”もあったのだが、、。
それにしても一年を通して土曜、日曜でも留守にした事はない。って事は電話が鳴れば出るしドアをドンドンやられりゃ返事もする、、鍵を室内に忘れて入れないの、、なんてのからバイクを乗り回しててウルサイ止めろ、、まで”サンデー毎日”にはなった事がないのだ。これはやはり知らずに精神衛生上もよろしくない、居住している持ち家の住人、それに賃貸者、更には物件を持って私に委託し賃貸しているオーナーさんが１１人、なので週末だって関係なく向こうの勝手で連絡が入るのだ。一応管理人の営業時間ってのがあるにはあるがそんなものは誰も気にしてないようだ、、。
そんなこんなでこの商売を売る決心をしたのが１０月、これまで結構本気らしい、、と言う購入希望者が複数いたらしいのだがこの時期になるともう動きはないだろう、さて来年はどんな展開になるものやら、覚悟は出来ている。
