このYahooさんの表示によると”ブログ開設日が０７年３月６日”になっている。なのでもう丸１０年が経過しているのだ。管理人になったのが０９年１０月でその前の２年間は公私共に苦難続きだった、、そんな状況から脱皮、余裕でブログが更新出来るようになったのは管理人になってからだと記憶している。０７年にブログは開設してはみたものの何を書けば良いのかサッパリ判らずでもっぱらYahooの”知恵袋”だけを継続、それも外国映画部門に専念し投稿していた。当時は”映画ニュー・シネマ・パラダイスの巻末にキスシーンのクリップが沢山使用されてますがタイトルは判りますか？”とか”人に教えたくない隠れた名作は？”、それから”低額予算で制作され大ヒット、大収益を挙げた作品は？”などなど、、質問の質が高く、暇なジジイが思わず回答したくなるようなものが多かった。それが最近じゃ”映画は字幕派、吹き替え派？”とか”スーパーマンとバットマン、どっちが強い？”、”このカテに来ているのはジイさんばっかりですよね？”とか書かれているのでもうすっかり放り出してしまいアクセスもしていない。
そんなで”知恵袋”から心機一転、ブログに乗り換えて最初に取り上げたのが”嘆かわしき映画の邦題”だったんじゃなかったか？折角の名作でも”リバー・ランズ・スルー・イット”とか付けられた邦題、こんなのはいかんぜよ～、、とかなり憤慨して記事にしたのを覚えている。原作はノーマン・マクリーンが書いたもので翻訳時には”マクリーンの川”となっているのだ。なんでそのままか或いは自然を育み何時までも流れ続ける”川”に形容詞を付け日本語表示にしたって良さそうなモノを、。
そんな戯言に共鳴してくれたのがこのブログの大先輩、fpdさんだった。それからもう１０年が経過しているって事になる。何か投稿しても反応ゼロ時代の最中、最初にfpdさんからコメントを頂きやはり昨今の邦題にはじくちたる思いを抱いておられると聞いて”此処にも同じ思いの映画ファンがいる”と心強かった。
０９年に以前の自宅を売り、引っ越してからはせっせと見終わった洋画を中心に思ったことや感想をまとめているのだがそれも１０年になると記事数が２０００を超えているそうだ。ページにすると４００ページを越すので最初の記事を検証しようと思ったが余りにもページ数が多くて途中で挫折してしまった。
しかしこれもそうだがどうも最近書く事が重複しているような気がしてしょうがない、、映画にしても過去に見た作品を再度記事にしているような。先日もこれは始めて見る映画だと思いFOXの課金ボタンを押したのだが既に見たものだったりで映画も記事も同様に何処かで混同している、、そりゃ新作ばっかりを話題にしてりゃリメイク以外では重複する訳もないのだがその肝心の映画館行きがめっきり衰えている。
一口に１０年と言ってもその間に亡くなられた方もいた。これは先の試行錯誤している時代、０７年以前だと思うがいよいよ日本へ出向いて仕事でもするかなぁ～、、と考えていた時期がある。そんな時に長年都内でサラリーマン生活を送られ早期退職、海外移住、そして年の半分くらいを都内でタクシー業に従事されている方とこのブログで知り合った。
都内の道なら学生時代からずっと配達のアルバイトをしていたしカーナビなんか無くっても道には自信があったし運転だって嫌いじゃない、、それに世代も同じ、波長が妙に合い彼のブログにお邪魔するようになった。彼のアドバイスから俺にも出稼ぎが出来ないだろうか、、と思っていたのだ。その後、アチラもお嬢さんをオーストラリアへ留学させたいとご家族で現地視察、当地へも何回か出向かれた。そんなやり取りが５年以上続いていたのだがある日突然、ご子息からの連絡で父上の訃報を聞かされる羽目に、このニュースはかなりショックだった。同じ還暦世代だったが私より断然健康には気を遣い、まだ中学の高学年だった一人娘さんの成長を楽しみにされていたのに、、映画の世界ではなく現実にこんな事が起きる理不尽さ、運命を思いかなり落ち込んでしまった。
彼以外にもブログだけのお付き合いとは言っても突然更新が途絶えご主人から訃報を知らされたケースもあったし何時の間にか音沙汰がなくなったケースもある。これまで自分の場合はどうしようかなどと考えた事もなかったのだが”デジタル遺言”なる言葉もあるしブログやらパスワードやらYahooさんからだって交付されている認証番号がないとアクセス出来ない”個人情報”をそのままに逝ってしまう訳にはいかんだろう、、と最近思い始めた。
そうなるとやはり早目に身内を巻き込んで置くべきか、、別に”マディソン郡”へ行ってた事もないし家内に読まれて困る事もないのだが、それにオレが先だよっと決まってもいないのだ。ああ～、、今夜は熱帯夜で寝苦しいってのに余計な事を書いちまったよ、うなされるかも知れないぞ？？
