このピザにはちょっと思い入れがある。初めてニューヨークの街角でコヤツに遭遇したのは１５歳の秋だった、、マンハッタンのあっちこっちにある店先で確か１５セントが基本料金（？)を出すとこんなのがひと切れ、紙皿に乗せて出て来たのだ。
こんな感じで”具”はそんなに載ってなかったがこの初体験は衝撃的だった、。コーラとかホットドッグにハンバーガーは日本で食べた事があったがこれは全く”未知との遭遇”、実に不思議な味と言うか美味かったのだ。寒空で映画館へ向かう途中だったと思うがナニを見るんだったか忘れる程の味に心底ビックリしたもんだ。この時の味を再現しようと思い自宅でも何回か生地から挑戦している。でもやはりオーブンの具合なのかしっかり焼けないのだ。具を沢山載せればそれなりに上手く出来るし最近は”厚い””薄い”クラストも選り取り選んで買えるのでかなり近い味を出せるのだが、、今度は寒空の下で食べればあの味が再現出来るかも？？
そんなで随分と長い年月が経過してしまったが先日テレビからCMが、、；
こんな広告が、ドミノでニューヨークピザを新製品として販売し始めたらしい。家内が”私は嫌ですよ”と言うのにも耳を貸さず早速ネット経由で注文を、。
実はドミノの宅配ピザはこれまで取った事がないのだ。しょうがない、、やれ名前だ電話は、、それに配達先、支払い方法だと聞いて来るのをちゃんと記入して”６時半”にはお届けしますで注文は終了。そしたらなんとまあ１５分後には玄関先にバイクの兄ちゃんが立っていた。それってビールを飲んでいる時間もないじゃないか、？
いや～、、実にデカい。こんなにデカい必要はないのだが、、８枚に切られてはいるがとても一度に食いきれるもんじゃない、っで早速アツアツのピザをニューヨークの街角に立っている気分でガブり、、。うん、これだっ、、とまでは行かなかったがかなり半世紀以上も前に初めて味わったピザに近いぞ。ちょっと下地が厚くて焦げ目がついてないがまあそんなもんか？？このドミノでは具がペパロニとなっていて初体験した具ナシって訳には行かないのだが、、具を載せないとお金が取れない？
家内は一枚の半分でもう降参、、頑張ってその残りと２枚を食べたがもう食いきれるもんじゃない、、結局翌日のランチとして再登場となりました。別にオーストラリアに於いてニューヨークのピザが好まれるって訳でもないし”ニューヨークだとナニが違うの？”と聞き返したくなるが夢憧れていたピザにはかなり近かった。ちょっとドミノを見直した一瞬でした。やっぱりテレビのCMは効果があるじゃん、、。
