”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”スパイ・ゲーム”(01年)

好きなジャンルは?となるとやはりクライム、、そしてこんなスパイものに集約されるかも知れない。それも主人公の”ボクは死にませ~ん”と言うお話じゃなくてかなり本格的な作風が好きだ。アクション満載の007シリーズは別として古くは”イプクレス・ファイル”(後年改題されて”国際諜報局”になった)とか”寒い国から来たスパイ”そして”裏切りのサーカス”等はもう満点を計上する程に好きな映画である。

それと同列に扱っているのがこの”スパイ・ゲーム”、もう制作されてから17年が経過している。監督はリドリー・スコット実弟トニー・スコット、そして主演がロバート・レッドフォードブラッド・ピットとなるともう目が離せないそれにオマケでシャーロット・ランプリングもドイツ支局駐在でチョコっとだけ出ている。

数々の困難な任務を遂行し今や伝説の存在と化したCIA工作員ネイサン・ミュアー(R・レッドフォード)、彼にとってトム・ビショップ(B・ピット)はその弟子でもありもっとも信頼のおける部下でもあった。ミュアー自身がスカウトし、スパイに関するあらゆることを教えて育て上げ互いに尊敬し固い絆で結ばれていた。しかしミュアーが退職するその日に、ビショップが中国側にスパイ容疑で逮捕される事件が起きる。ミュアーはビショップを見捨てようとするCIA上層部の反対を押し切り、背後の巨大な陰謀を承知の上で、ビショップ救出の壮大な作戦を計画するのだった。
by allcinema


イメージ 1と書くとイヤ、ペーストするといとも簡単なんだがプロットと言うか組み立てが実に見事で手に汗握る事間違いなしだ。何と言っても今日で退職と言うレッドフォードのたぬき振りが実に見事である。それと彼を会議室でとことん追い詰めるスティーブン・ディレインがこれ又、小憎らしくて上手いのだ。

リアルと言ってもそりゃCIAに知り合いがいる訳じゃないし現実にはどんな事になっているのか知る由もない。でも素人が想像力を逞しくして考えるとこれはかなり真実を突いているような気にさせる。それが又、秀作だと言われる所以かも知れない。そろそろ誰かがリメイクしても良いんじゃないかな?でもそうなると評価が共倒れに??それは困るかな。

何時ものように”ちょっとだけよ”と見始めて結局最後までノン・ストップて見てしまった。腹が減ったな、、と思いきや夜メシを食ってないじゃないか??そんな、食事を忘れてのめり込めるような映画なんです、、ちゃんと証明したし、。