”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

エリーがえらいこっちゃ、、

先日定期検診に行きこのブリスベンでずっとお世話になっている先生に”この子、飛行機10時間乗っても大丈夫でしょうかね?”と聞いてみた。加齢しても食欲はあるし水もバケツからがぶ飲み、毎朝ちゃんと大きいのもしている、でも体重が今回も300g減って3.3kgになっている。”じゃ万全を期して血液検査もやってもみようかね?”と言われ早速血液採取、既にマイクロチップも入っているし外国へ出るのに必要な予防接種や病歴は揃っている。

そして連れ帰って来たのだが翌日先生から血液検査の結果が、、なんだかんだと言われたのだが専門用語で全然判らないのだ、、何せ”Endocrinology”の数値が正常なら10-60nmol/Lなのに125もあるとか、”anti-thyroid"の処方は必要ないとかもうチンプンカンプンだ。ネット経由で色々単語を調べているのだが”サイロククロシン”とか”ダイロクシン”と言われてもスペルだって判らない。それに人間の症状に合わせているので実際に猫の場合はどうなっているのかイマイチ理解出来ていない。

獣医さん曰く、”今度は尿検査もするので、サンプルを採ってください”、、そりゃ言うのは簡単だけど一体どうやってエリーの尿を採取するんだぁ??後をくっ付いて回ってしゃがんだら砂の入ってないトイレを差し出すのか?そりゃ無理でしょ、そうしたら、”半日入院させましょ””何時も使っているトイレは使えないようにしてください”っと言われその通りに、そして今朝、再度獣医さんへ、。一応トイレの砂を掃除しプラスチックの底をむき出しにしていたが今朝見るとう○ちはしていたがおしっこはないのでそのままキャリーケースで運び込んだ。

そして3時間後には獣医さんから”ちゃんと尿検査終わりましたよ”、、と連絡が。”尿に微量の血が認められる、、、”、うん、それって尿血栓?これも早速調べたらどうやら”尿感染”でこれは直ぐに飲み薬を処方され様子を見ましょうって事になり半日も入院せずに引取りに行ってきた。

しかし問題なのは昨日の血液検査の結果、どうやらこれは人間で言う”甲状腺障害”らしい。”食欲があっても体重が増えない、それにギャーギャーと大騒ぎするのもその辺が原因かも知れないねぇ~、”、。で早い話、この獣医さんからの紹介でもっと高度な技術を持つ専門医に見て貰う事になったのだ。獣医さんの元締め、とでも言うのかクイーンズランド大学の臨床研究を兼ねている専門医集団病院でそこで放射線治療を受ける事になった。他にも3つばかり対処法はあるそうだがまず飲み薬はムリ、それに耳から液状の薬を毎日3回も点滴するだなど絶対にエリーには出来ないのだ。

ああ~、、もうこんな話を聞いた時点で財布が顔色と共にスーと青くなった。しかし金額を聞いて”じゃ、良いです”とは言えないし飛行機に乗るには体調も万全にして置きたい、これはもう親心だ。獣医さんにも”掛かる金額はどうでも良いので最善の治療をお願いします”と考える間もなく答えていた。


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当初は最短で治療可能の空き日は8月6日ですと言われていたのだが諸事情を説明して再度お願いしたところ明日にも治療を受けられるようになった。



一体どんな放射線治療なのか判らないのだが26日の朝の9時に入院して約一週間の入院治療を施すって事になり前夜は8時以降食事はダメだそうな。因みに此処まで二日間で合計500ドル、、そして入院、放射線治療が○○○○ドル、、、(;_;)。泣きたい、、イヤもう泣いている、、それプラス今度は航空運賃だぜ。

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エリーのヤツすっかり惚けてこんな感じでふて寝している、、オマエ何時までも元気でいてくれないと家庭不和になるからな、、頼んだよ。