”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

映画の都ハリウッド

これは大分前になるがFOXが当時のハリウッドの繁栄を映像化して西部劇の”西部開拓史”(”How The West Was Won")の原題をモジって”How the Hollywood Was Won"と特集していた事がある。

昨晩は普段は全く興味も無く見てないのだが珍しく”映画の都ハリウッド”なんてNHKの番組欄に書かれていたので検索してみると、、

映画産業を独占する発明王エジソンから逃れ荒野にハリウッドを作り上げた映画人たち。彼らが巻き起こした周辺住民との珍騒動とは?史上最高傑作と讃えられる「市民ケーン」の監督オーソン・ウェルズが覆した映画の常識とは?「オズの魔法使」で一躍スターとなったジュディ・ガーランドの誕生パーティーに隠された秘密、、、、

 

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と書かれている。特に見たい映画も無かったのでチャンネルを合わせたらナンの事はない、番組は”その時カメラは回っていた”だった。内容については先の概要にあるようにNHKが独自に(?)入手したフィルムを使って当時の貴重な数々の場面を再現しその背景に迫っている。

アメリカの東海岸から新天地を求めて映画産業が西を目指して来た事はこれまでにも何度となく映画の中で語られているのでそんな目新しい出来事ではない。特に気候が温暖で雨が降らない、、それに見渡せば未開発の土地なので映画撮影には最適な環境だったと何処のプロデューサー諸氏でも本社を設立しメジャーと呼ばれたスタジオが乱立したさまは実に見事だった、。

そのハリウッドの繁栄は1900年代初めからずっと続いているのだが近年はメジャーの制作会社の衰退により多くの制作元が合併、資本提携を繰り返しそこへ今度は外国資本が入り乱れ映画の本筋にまで影響を及ぼしてしまっている。まあ其処まではこの番組の中で触れてはいなかったのだが、、。

それにして坂本冬美の歌から転用すると、、♪他人を見下した目や、身なりの悪さは赦す、、でもあの態度だけは、無理でした♬、、、その先に居たのがこの番組の首謀者だった(笑)。確かのあの才能は凄いものがあるし監督業だって世界に評価されている、、でもやっぱり好きになれない、。

折角の知らないハリウッドの内幕だったのに終わる事には後悔し切り、、やっぱりこれはオーソン・ウェルズの”市民ケーン”を見なくてはと決心を新たにした。

 

 

 

 

 

 

”マイ・フェア・レディ”(64年)

これは原作を書いたのはジョージ・バーナード・ショーでタイトルは”ピグマリオン”(”Pygmarion”)と言う。ご本人は戯曲として書いているのでそれをミュージカル仕立てにするのは拒んでいたので存命中はミュージカルにはなっていない。それを後年、アラン・ジェイターナーが作詞、とフレデリック・ロウが作曲し数々のヒット作を作り出したものだ。

その最初の舞台公演は1956年、それから6年以上に渡りブロードウェイで上演されロンブランを樹立し大ヒットミュージカルとして一躍脚光を浴びる事に、その舞台劇の主役はイライザにジュリー・アンドリュース、ヒギンズ教授にレックス・ハリソンでこの二人のコンビで6年間も上演されているのだ。

 

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そして1964年、舞台公演が終わって間もなく、映画化の話が進展しワーナー・ブラザースが映画化権を取得、監督にジョージ・キューカーを配し当時としては破格の制作費を掛けて作られた。

当然、最初は舞台の二人が配役されると思いきやジュリー・アンドリュース知名度が世界配給を考慮すると低い、、それにレックス・ハリソンはチョイと歳を取り過ぎている、と散々言われ配役はかなり難航した。ケイリー・グラントピーター・オトゥール、それにロック・ハドソンにローレンス・オリビエ等も候補に挙がったが結局、レックス・ハリソンの再登板に落ち着いた。

肝心のイライザ役は当初、ジュリー・アンドリュースも候補だったそうだがスクリーン・テストに呼ばれそれが気に入らずご本人が降りてしまった、。そりゃそうだよな、6年間も舞台で演じていたのに今さらオーデションは断るわさ、。

そうなるとジャック・ワーナー社長だってヒットを見込める女優さんを探すっきゃない、そして以前インタビューで次にやりたい役は聞かれて”イライザ役よ、”と答えていたオードリー・ヘップバーンに白羽の矢が立ったと言う事らしい、。それでもまあ色々と右往左往したらしいがオードリーはこの役はジュリーが自分のモノにしているからと最初は断ったらしい。でもジャック・ワーナーが”キミが断るなら、エリザベス・テーラーにこの役が行くぞ、”と脅かされ引き受けたと書かれていた。

良かったよ、、エリザベス・テーラーがイライザ役だったら恐らく映画界の歴史が変わっていたんじゃなかろうか?

そんな経緯があるのでジュリーVSオードリーには確執があったとしても不思議ではない、。しかし映画は大成功、アカデミー賞だって8部門を制覇しオードリー・ヘップバーンの代表作として知られている。残念ながら劇中の歌唱は一部を除いて吹替なんだが、、。最初それをジュリー・アンドリュースがやる、、とか言われていたがそうはならなかった、。

しかし上映時間が170分の70mm大作、上映前にはオーバチュアーも入り、途中にはインターミッションも、そして配役陣の見事さ、舞台背景、どの角度から見ても素晴らしいミュージカルであった事は間違いない。

さあいよいよ昨日から野球で忙しい、、国内のはどうでも良いのだが折角今度は観客を入れてやっているので、、しかしジャイアンツの応援は醜いなぁ~、、ナンで二塁にランナーが出るとああやって鐘や太鼓で大騒ぎするんだろう、、もっと静かに”素晴らしいプレー”を”緊迫感を持って”見守れないのか?

それに今度はパ・リーグのバックネットに設置されている宣伝広告版、これも実に醜い、、メジャーリーグが始まってみろ、もう絶対に日本の野球は見てやらない。おお、最後は”マイ・フェア・ゲーム”になっているじゃないか?

 

 

 

 

 

 

 

 

以下の男優、何人判りますか?

いきなりですが以下のYoutube映像に50名の男優が登場して来ます。さて何人の俳優さんの名前が判りますか?このくらい簡単なクイズならオレでも全問正解だった、、でもやっぱり簡単すぎるよな、まあ5秒で答えるので瞬時に答えないと調べている時間はありませんので、。

fpdさんのクイズでもこのくらい簡単だと良いのだが、(笑)。

 


How Many Actors Can You Name? Quiz

”アバター”(09年)のその後

あの衝撃的だった最初の”アバター”をメガネを掛けて見てからもう12年になる。って事は主演を演じたサム・ワーシントンゾーイ・サルダナも皆さん一緒にそれだけ加齢しているんだ、、即ちサムは44歳でゾーイだってアラフォー真っ最中だ。シーガニー・ウィーバーは古希を越しているんじゃなかろうか?

世界的に大ヒットして収益だってそれまでの記録を更新しトップに躍り出た映画の続編がこれだけ長い間、制作されていないと言うのも珍しい。監督兼プロデューサーのジェームス・キャメロンだってすっかり忘れられた存在に、、でも”続編は必ずやりますから”、と断言していたんだが、。

 

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IMDbによると続編の②は同じキャスティングで2022年、③は24年、そして④に至っては26年、⑤は28年と隔年で公開する予定らしい、。現在は既に④と⑤が撮影に入っていて②、③、④は編集中らしい。このコロナ禍で公開が遅れているとは聞いているがそんな長期戦じゃ監督の交代だってあり得るし配役だって④くらいでは全員交代になりそうだ。

 

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これは②の一場面らしいがこんな子だくさんになるんだろうか?子供たちがパパとママを継承して活躍するって事かな?

確かに制作費には100億円単位の資金が必要になるし現状では海外ロケだって難しい、そうは言っても実写を使わないと映画の魅力も失せるような気がする。2009年度版ではパンドラを舞台にジェイクが車椅子に乗ったり現地人に同化して走り回ったり地球軍を相手に戦いの半ば、大活躍していた。そのジェイクを助ける酋長の娘も気になるし、ドクター・グレース(S・ウィーバー)はあのまま死んでしまったのかそれも気になる。記憶が薄れる前に②を上映してくれないとダメだなぁ~、。

現在撮影中と言われる⑤は公開予定が2028年だとか、オレはもう自身がパンドラへ行っているかも知れないなぁ~、。精々2~3年の単位でやってくれないとその先の事はもうどうでも良くなってしまう、、。

 

 

地上(ここ)よりNetflix(ネトフリ) へ

そろそろ無視できなくなって来たような、、うちじゃJ:COM経由の有料放送に繋がっているのでかなり映画は見れる。チャンネルも5種類くらいあるので何時の時間でも視聴可能、それに毎回課金OKを選択すれば今は”ワンダー・ウーマン84”等も見れるのだ。それでも放映されている映画に偏りが出て来る、ちょっと待つとうちじゃ見れないWOWOWやらスター・チャンネル系の映画も見れるのだ。

 

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これは隣の芝生は青く見えると同じでうちじゃ見れないチャンネルで見たいなぁ~、と思う映画が多く配信されている気がする。そこで現実を確かめてみたら案の定、かなりラインアップは似ているのだ。問題は時間差でちょっと待てば見れるって事に気が付いた。そしてこのネットフリックスの場合は独自に制作している映画が多く、これは恐らく他のチャンネルに差し出す事はないだろう、それにもうfpdさんの映画鑑賞歴にはついて行けないしそろそろ同じ土俵に乗らないと幕内陥落でそっぽを向かれそうだ。

となるとスタンダードが990円、そして1490円、1980円とメニューが寿司屋の”松竹梅”のようにある。まあ殆どが真ん中を注文するんだろうな、となるとJ:COMへ払っている金額をちょっと減らせば我が家でもネットフリックスが視聴可能なのだ、、2年前に買ったテレビのリモコンには既にちゃんとチェンネルが表記されているんだし、。

それが何故か一番最初にネトフリにアクセスした時に日本へ帰って来て直ぐだったので当時使っていたプリペイドの携帯電話の番号を登録してしまっている。そして先日やっとパソコン経由じゃなくて居間のテレビに接続してネトフリも大型画面で見れるようにはしたんだが先の登録された携帯の番号じゃ幾らやっても”認証出来まへん”と出てしまいそれから先へ進めない。

まあナニをどうすりゃ良いのか判っているので”怪傑黒頭巾”は時間の問題なんだが既存の視聴可能なチャンネルを削除して毎月せめて1500円分くらいはJ:COMが安くならないか思案中だ。

野球関連を外せば一発で解決するがそうなるとメジャーリーグのリアル放送もちょん切れる、かと言って5つくらいある映画チャンネルを全部やめてしまうのは躊躇するし、もうちょっと悩んでみよう、。そうだった毎月払っているネット配信の新聞購読代をやめてしまえばお釣りがでるな、そうなると新聞か映画か、、これは悩むぞ(笑)。