”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

ファーストクラス並みの座席で豪華な気分で映画鑑賞

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オーストラリアではかれこれもう10年余になるがゴールドクラス席と言うものがシネコン内のその又、内部に特別に仕切られたシネコンとして設けられている。一館の座席総数僅か60席程度であるが座席はフルリクライニングでシャンパンや軽い食事まで指定の時間に機内同様に係員が持って来てくれる。昼は2,500円、夜は3,000円程度だが自分で買って入るより誕生日、クリスマス、その他にプレゼントとして人から貰うケースが断然多いそうな、、果たして採算が合うものかよそ事ながら心配であったがもう10年も続くとそれなりの需要はあって何とか採算は取れているようだ。

おっさんも度々お世話になるんであるが少し前、何かのプレゼントに貰った切符を何気なく裏返して見たら何と鑑賞期限が二日後に迫っているではないか、、。こりゃヤバイとばかり上映中の映画を検索したがもう殆ど見てしまったものばかり、見ていないのは“ベオウルフ”だけ、、女房にこれは面白いから大丈夫だよ、と言いくるめいそいそとゴールドクラスへ。 映画が始まってよーっく見ていると何か実写の画面ではないような、、女房は隣で既に“何よ、アンタこれ、、騙したわね”みたいな顔をして既にフルフラットでご就寝モード。いびきが煩くなると困るので隙を見ながら突っつくのだが“何よ、見てるわよ”そんなで2時間余が経過してやっと終了。帰り道ではろくに口も聞いて貰えませんでした。こっちも勉強不足であったがどんな映画か内容も知らずに行く事はあまりない経験なので仮に自分で払ってこれを見てしまったらと思うと何か釈然としなかった。

まあしかしシャンパン程度なら鼻も刺激されないがチーズを乗せたナッチョスとかピッザみたいなものを頼む輩の気が知れない、、これ見よがしに売る方も売る方だがすきっ腹には堪える。普段館内では一切飲食はしない主義なのだがこうなると何もオーダーしない方が少数派で回りでは映画はそっちのけ状態。見る内容にもよるんだが何となく映画を楽しむ雰囲気よりシャンパン&軽食ののりであった。

どうせゴールドクラスに入るなら一分でも上映時間の長いものをゆったりした気分でと思うのだがその座席がオージー仕様、サイズが一回り大振りでおっさんにははっきり言って大き過ぎるんです。リクライニングにしなくても身体がずるずると落ちて来るような感じでその都度よっこらしょとばかり両手を肘掛について起こすのが面倒になって来る。そんな事を書くと遥か昔、入れ替え制のない館内で、後ろ半分を立ち見で見てからエンドロールが出るやいなや真ん中の白いカバーの掛かったすぐ後ろあたりに確保して今度は又、前編を前の人の頭越しにフェイントをかけながら見ていた頃が懐かしく思い出される。