”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

クラシックボンド 007再々放送で判明した事実

これまで何十回と見ている007映画。8月末からFoxTVで“クラシックボンド”なる再放送番組をやっていることは前に書いたが何回も見ると今まで気が付かず見過ごしていた事があるのには驚かされる。

私を愛したスパイ”はロジャー・ムーア版でそれまで共同出資をしていたハリー・サルツマンとアルバート・ブロッコリが袂を別った作品として有名、又、ボンドをいっそうレベルアップしてそれまでの作品では最大の制作費をかけて作られた。原作の方は一風変わったスパイもので果たして映像にするとどうかな、、?と言うものであったがここは多大な制作費をかけただけあってその出来具合はこれまでのシリーズ中、かなり上位を占めるのではないだろうか。そこで見過ごしていたシーンを;

原作では過去に一度だけ表記されていたがMの本名(サー・マイルス・メッサヴィー提督)が明かされる。又、Qもその存在はシリーズ最長のであってもこれまで名前が明かされる事がなかったのだがメージャー(少佐)ブースロイドである事が判る。又、ボンドとXXXが逃げる場面では何とあの“アラビアのロレンス”のテーマが使われているではないか、、これは編集時に音響担当者がおふざけで使ってみたところ、制作担当者全員から拍手が沸き起こったそうですんなり冗談が本採用になった由。オープニング早々ワンフレーズだが“ドクトル・ジバゴ”からララのテーマもXXXがKGB本部からの連絡でオルゴールを開いた場面で使われている。

007シリーズでは恒例だがエンドロールで“次作は○○○でお会いしましょう”と予告が出るのが常だがこの時にエンドロールには“ユア・アイズ・オンリー“とあったのが実際には”ムーンレイカー“に変更になっていた。これは”スターウォーズ“などの成功を見た制作側が宇宙を題材にしてストーリーに急遽変更した結果だそうな、、。

まあそんなで30年も経過して判明する事実ってのもあるんだと、、しかしこの頃からミス・マネーペニーの出番が少なくなって来てアップもなくなってしまったのが残念でなりません。