”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

クアンタム・オブ・ソラス

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遂に初日、午後最初の回を見る事が出来た。率直に言って事前に再度“カジノ・ロワイヤル”を見たにも関わらず、、困った。雰囲気は限りなくジェーソン・ボーン風に仕上がっていてあの荒唐無稽で各種小道具満載のシリーズとはすっかりおさらば、ダニエル・ボンドの真骨頂と言うかこの設定ならこの人の右に出るボンドはいないと断言出来る。

制作側もそれを頭に今回の立案をしたのではないかと思わせる。無論前作からストーリーは続いている訳でそれを継承したに過ぎないのだが、、その制作者が写真のこのお二人である。バーバラ・ブロッコリはかのアルバートのお嬢さんだが(この人がボンドガールもやれるんではないだろうか)それと共同制作者のマイケル・ウィルソンさん。

ティモシー・ボンドの時代はかなりストーリー展開も骨太でロジャー・ボンド時代の荒唐無稽な娯楽作品とは一線を画していたような気がする。それがピアース・ボンドで方向展開したのだが今度はそれを又、レベルアップして限りなくハイオク仕様にしたと書けば良いだろうか。どんな内容にしようとも色々な映画ファンを100%満足させるのは至難の業だが(現に一緒に行った家内は途中からスヤスヤモード)ダニエル・ボンドに関してはかなりはっきりと好き嫌いが出るような気がする。

おっさんは好きだな、、このボンドシリーズ。しかし邦題が珍しく日本語になり“慰めの報酬”だそうな、、命名した担当者は勿論その時点では内容を知らされていないのでしょうがないのだが本編を見るとこれは明らかにミスマッチだ。何時ものようにカタカナ表記にして置けば良かったと後悔しているのではないだろうか、、、。