”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

名場面には欠かせない“駅”のシーン

“駅”と言ってもそれこそホリーが田舎から出て来た元夫と別れたバスターミナルもあるし、フェリー乗り場、空港とある。しかし本命として数々の名場面の背景になるのは鉄道の駅に落ち着くのではないだろうか。

涙なくしては語れぬ別れのシーンが多いのだが印象的だった場面を先日“知恵袋”で洋画ファンに尋ねた結果が以下である、、;

“レッズ” ― ウォーレン・ビーティーが何役も勤めた大作、ダイアン・キートンが美しかった感動的なモスクワ駅のラストシーン。

“男と女” ― フランス映画の名作、場面の記憶がなくてもこの音楽だけは誰も思い出すのではないだろうか、、出会いのシーンとして印象的。

“旅情” - デビッド・リーン巨匠の名作、ロッサノとキャサリーンの名場面はやはり忘れられない駅の場面でしょう。

“”終着駅“ ― まさにタイトル通り、、、しかし原題が”Terminal Station”この”ターミナル駅“を”終着駅“と命名した当時の担当者に乾杯。ジェームス・ディーンの影でその印象が薄くなってしまったモンティ・クリフトの一途な瞳とジェニファー・ジョーンズが一番輝いていた時期ではないだろうか。

“たんぽぽ” - ヘンリー・マンシーニの曲を思い出すだけで何やら涙腺が、、ソフィア・ローレンマルチェロ・マストロヤンニが双方一度も手を振る事なく離れて行く場面、“旅情”の二人とは対照的だが何も手を振らずともじっとたたずむだけで何も動作で見せる必要がない、、デ・シーカ監督の演出には降参。

“昼下がりの情事” - マリアンヌとフラナガン氏、ハッピーエンドだがあのマリアンヌの訴える表情、、これ以上説明は不要。柱の影から見守るモーリス・シャバリエの心境に限りなく近い世代になった身としては二人の結末より将来どうするのかそのまま探偵業を続けるのかと心配になってしまう、、。

番外編として;

エントラップメント” - あの二人に免じて記載しちゃいます。しかし時代も変わる典型と言うか、、クアラルンプールのモダンな駅を背景にしたラストシーン、覚えているファンも多い事だろう。

アンタッチャブル” - 電車や汽車は出ないが駅の構内、しかもアクションシーンだが忘れられない名シーンとして、、、。

“恋に落ちて” - 駅のシーンもあるが車内で出会うロバート・デニーロメリル・ストリープ、ニューヨークの町並み、郊外そして駅が重要な場面を演出していた。

他にも沢山あると思うのだが見た事のある映画から思いつくものを選出してみた。
もっと新しいものやこれぞ、と言うシーンがあればどうかお教え願いたい、、。