”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

81回アカデミー賞授賞式

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今年は司会にヒュー・ジャックマンの抜擢は勿論、ヒース・レジャー助演男優賞も最有力候補、ニコール・キッドマンもプレゼンターとして出るのでオーストラリアでは珍しく民放が中継権を獲得、昼からライブ中継された。授賞式前のレッド・カーペットでのインタビューもふんだんでこの辺りは英語を翻訳したり字幕を付ける必要もないので待っていたファンには堪らない3時間であった。

まあ結果は想像通りで”スラムドッグ~”の独占式であったが主演男優最先端と思われたミッキー・ロークショーン・ペンにさらわれた、、。後はヒース・レジャーも順当、ご両親と妹さんがオスカーを受け取ったが会場では皆さんうっすらと涙目が目立ち、彼の早すぎる死が本当に惜しまれる。

女優陣はペネロペ・クルス助演女優賞ケイト・ウィンスレットがやはり下馬評通りに主演女優賞で日本の”おくりびと”が嬉しい事に外国語映画賞を受賞した。紹介では題名を”Departures”としていて別のオスカー受賞作品とかぶってしまった感じがするが監督も折角の機会なんだからもう少し気が利いた事を言って欲しかった、、こんな事めったにあるもんじゃないし。

例年と違って時間が押していたとか式がやたら長ったらしい印象は受けなかったがそれより各主演賞のプレゼンターに受賞経験のある5名が壇上に登場し夫々が今回のノーミニー5人を紹介する方法は斬新で良かった。何で今までこの方法を取らなかったのか、やはり本場の演出力には感心させられる。それにヒュー・ジャックマンも舞台狭しとミュージカルナンバーを歌い、踊りオージー訛りも感じられない立派なエンターテイナーぶりを再認識させてくれた。

実は事前のIMDbの投票結果がこの表であるが48%以上の推薦にもかかわらず主演男優はショーン・ペンへ、そして83%以上の支持率を誇ったヒース・レジャーは他の候補さんゴメンナサイ状態であったのが良く判る。又、”おくりびと”は完全なる大穴で一番候補の44%に対し何と11%の支持しかなかったのである、、。まあアカデミーの投票権を持つ会員がこの結果を継承いや同調もしているとは思えないが、、。

受賞作品についてはモノ申したい部分もあるのだがこの数年では一番視聴率も稼げた立派で魅力的な授賞式であったと見る。