何とかならないもんだろうか、、この邦題。原題を直訳すると”暗闇は我々のもの”になるのだがこれが単に”アンダーカバー”か、、確かに
ホアキン・フェニックスが囮捜査官に扮するのだがそれが話しの本筋ではないような、、。
ホアキンがダメ兄貴、
マーク・ウォールバーグが優秀な親父さんの跡を継いでこれまた優秀な警察官、警官一家の話なのだがおとっつあんの
ロバート・デュバルが此処でも光っている。この邦題では折角の秀作も映画館での興行成績は多分ダメだったんだろうなと思わせる。せめて我々にお足を運ばせたくなるような邦題を工夫してくれないかな、、。
単なる犯罪アクションドラマとは趣が違い兄弟二人に焦点が合いそこに親父さんが絡んで来る。派手なカーチャイスやドンパチを期待すると肩透かしを食うが家族の繋がりをみっちり描いたもので88年のニューヨークが舞台である。
ホアキンは独特の風貌で”
グラディエーター”のコモドス役がはまり役だったがその後ジョーニー・キャシュも演じていてここでも芸達者振りを見せてくれる。何処かキレそうな役はお似合いだ、、一方のマークは(此方の方が本当はワルらしい)優等生振りが板につき、親父さんからは信頼を勝ち得ておりエリート警官まっしぐら。配役的には双方ぴったりだと思う。