今、この作者であるカズオ・イシグロ氏が映画のプロモーションを兼ねて来日中とか、、。映画は3月に公開される”わたしを離さないで”、原題もそのまま”Never Let Me Go”。主演はキーラ・ナイトレイ、キャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールドである。
この長崎出身の55歳の作家、イシグロ氏は日本人の感性を持ちながら見事に大英帝国、戦前の貴族の生活を描きベスト・セラーそしてブッカー文学賞まで受賞している。93年に映画化もされその主人公となるバトラーをアンソニー・ホプキンズが演じた”日の名残り”である。
その彼が2005年に書き下ろした原作を映画化したもので普通とは違う衝撃的なラブ・ストーリーとか、、。彼の作品は全部読んでいるのだがこれは知らなかった、、今回の来日で初めて聞いた小説だがストーリーは上記3人が厳格な寄宿舎生活を送った後、夫々を数奇な運命が襲ってくる、、それが何処でラブ・ストーリーに変換するのか、、それ以上は読まないで詳細は端折っている、、画像で見るとなるとこれ以上ヘンな先入観は不要だ。それとも先に原作を読むべきかな、、イヤ、もう映画化されているので先に映画を見よう。
本国ではもう公開が終わっていて評判も良かったそうな、、ストーリーラインを読んで映画としては”ウーン”と言う感じだが原作者がこの人なら見ない訳には行くまい。まあ同じような境遇で厳格な寄宿舎生活をした身としては実社会とどのくらい違うものかそれを確かめてみたいかな、、。
以下が映画公開時のポスターである。
かのシャーロット・ランプリングも厳格な校長先生(?)役で出演しているそうな、。どうしても”愛の嵐”を思い出しちまう、、ありゃダーク・ボガードだっけ、、。