”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ワイアット・アープ”西部の保安官

この人は実在した西部劇の主人公だ。生まれは1848年、イリノイ州出身、どうも我々には西部の保安官と言うイメージで”OK牧場の決闘”、や数々の西部劇で親友と言われたドク・ホリデーと一緒に出て来る。彼が主演なりで出て来る映画は10本余りも制作されている。実際に亡くなったのは1929年、あんな荒くれ西部を生き抜いて80歳まで元気だったそうな、、生き証人としてジョン・フォード監督には多大な影響を及ぼしたそうだ。
 
イメージ 1これがホンモノで39歳頃の映像らしい、。映画では古くバート・ランカスターヘンリー・フォンダ、ジェームス・スチュアートなどその時代の男臭い人気俳優さんが演じている。
 
それを又、映画化して3時間の大作にしたのがそのタイトル通り”ワイアット・アープ”、1994年制作のケヴィン・コスナー版である。
 
ちょっと長いな、、と思い見始めたがもうとまらない、、結局トイレタイムと食事タイムで1時間の休憩を挟んで全編通して見てしまった、、、、。感想はそれなりにワイアットの人生と言うか主義主張は通っているし決して褒められた保安官じゃないがそれなりでケヴィン・コスナーも良かったぜ、、。
 
でも彼の人生にスポットを当てたのは良いのだが余りにもエピソートを詰め込みすぎてしまい最後は収拾がつかなくなってしまった、、OK牧場以降の事も描かれているのだが何となくもうタクサン、、、もっと彼の信念に迫った欲しかった、こりゃもう俳優さんの演技以前の問題なのだが彼も製作者として名を連ねている以上、もっと彼の内面、と言うか的を絞った演出にして欲しかった、、、、。
 
ケヴィン・コスナーはしかしプロ野球の選手からその引退間際の選手、プロゴルファーにボディー・ガード、ロビン・フッドに海賊そして秘密情報部員に兵隊さん、、までそりゃ色々やっている。そろそろ大統領役かな??
 
イメージ 2最近主演作が少ないのが気になるが55年生まれ、今こそもっと渋い、後世に残るようないぶし銀的存在感のある映画を作れる世代ではないだろうか、、頼むよ~!!
 
”シルバラード”(85年)のチンピラ、カウボーイはデビューに近いものがあったが87年のエリオット・ネス、そして”フィールド・オブ・ドリームス”(89年)までの4年は目が離せなかった、、そして一挙に”ダンス・ウィズ・ウルフ”(90年)、でその演技と人気度が一斉に開花”JKF”(91年)、”ボディーガード”(92年)と続く、、、、”パーフェクト・ワールド”(93年)を経由してこの”ワイアット・アープ”、、今度は”ウォーター・ワールド”(95年)で水の世界も制覇した、、。
 
個人的には2005年の”ママが泣いた日”、、こりゃ今世紀最大のトンでもない邦題!!だが原題は”Upside Of Unger”(怒りの原点)とでも言うか、、が結構好きな作品である。此処では引退した元プロ野球選手、、、99年に演じたチャペル選手の未来像と言う感じなのだが、、ジョーン・アレンを相手に素晴らしくストイックな元プロ野球選手を演じている。
 
二人の奥さん、、一度の離婚、の間に計6人のお子さんがいる、、ダレかハリウッドにデビューしないのかな?