”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”映画はネコである”を読んで

日本から送られて来た文庫本。タイトルは”映画はネコである”、、ウン、なんじゃこりゃ、。
 
 
イメージ 1作者は宮尾大輔氏と言う方でニューヨーク大学大学院映画学科博士号取得、現在はオレゴン大学の准教授として教壇に立たれているそうな、、。
 
そんな分野で博士号がある事さえ知らなかったが映画も実に奥が深い学問なのである。これがこの4月に初版が出たばかりの新刊である。
 
何故ネコかと言うと、ご本人もネコが好きでそのネコが登場する映画を主題として取り上げている。何と言っても最初は”ティファニーで朝食を”が紹介されていて主演のオードリーまでネコと位置づけておられる、、。
 
 
 
イメージ 2最初のページを捲ると、、第一部、ネコと映画スタイル、、第一章はネコは狭いところが好き?と来てネコ視点で見た映画の解説と続く、、。
 
昨晩最初の”ティファニー~”を読んだだけなのだが実に映画のフレーミングから撮影技術、音楽の使い方、、と多岐に渡った論評にはビックリさせられた。オードリーの魅力満載だ~、、だけで何回も見ているほうが恥ずかしくなるよ、、。
 
原作を書いたトルーマン・カポーティはとてもこんな感性を持った人とは思わなかったが登場人物一人にしてもそれなりの思い入れがあるからこそ生きて来るものなんだと納得。
 
単に映画が好きで見ている、、だけじゃなくて研究対象として見れば本が一冊書けるくらいに奥が深いって事、さて今夜も続きを読まねば、、、。