”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

今年のオスカー主演男”馬”賞は、、、、、

4日にしてやっと見た今年最初の劇場映画、”戦火の馬”、この主演”馬”のジョーイ君、こりゃもう抜群の演技力でオスカー候補もんです。
 
先日見損なった映画なのだが今日はしっかり上映時間の20分前に切符を買って指定席Jの3番へ携帯もスウィッチ・オフ、、平日の昼間なのだが、学校も休みなので場内には結構入って来るよ。イメージ 1                            
 
これはその主演の馬、ジョーイとアルバート君、演じるのはジェレミーアーバイン、、。そりゃ2時間半に編集され子馬時代から4-5年のスパンの設定なので想像だが同じ配役で使われた馬は10頭はくだらない、しかしCGもこれでもかと満載しているがこのお馬さんの演技力は素晴らしい、喋れなくてもこんな表情で迫られたらとそれを見るだけでも大いに価値あり、、まさに感動ものである、。原作はイギリスでその昔出版された子供向け小説とか、その映画化権をドリームワークスが映像化した。
 
お隣に座ったのが若い女性、それが劇中ピーピー、、とうるさい(泣き声)。それに輪をかけておっさんも近年こんなに泣いた映画はない。これは断言できるぜ、、良かったよ一人で見に行って。                                                                 
映画と言うのはそんなに簡単に感情移入が出来るものかもっと客観的に見れるものなのか、、その辺は書いている本人にも判らないが端的に一言で言えば邦画のように”さあ、泣ける場面を用意したぞ、泣いてくれ”、じゃなくて”淡々と表現している”だけなのに泣ける、、のような気がする。でもそれが尚更、もう最初からおっさんはウルウルで、、そう言えば予告編からダメだったし今回場内ではお隣のお嬢さんと競って泣きまくった。
 
馬の躍動感、演技、それに展開、、、映画としてもこりゃひょっとするとオスカーもんだぜ、、素晴らしい出来だ。設定は勿論、背景デザイン、撮影、脚本、音楽、、ストーリー自体は昔のオムニバスを思わせる展開なのだが中心はこの”ジョーイ”君、これに尽きる。 まさに戦場を駆ける”馬”、個人的には邦題、”戦火の馬”ナンでこれを”戦火の愛馬”にしないのか配給会社に抗議をしたくらいだ。でもちゃんと全編見て何故単に”馬”にしたのかが理解出来た気がする、、これ以上は書かないほうが良いのだろうが2012年最初に見た映画がこれだった、、間違いなく日本でもオスカーのコンテンダーとして脚光を浴びるだろうしそれなりの言い方をすれば”全米を泣かせた感動巨編”ってことになる、、、今回はそのキャッチに偽りなし、、これは断言しよう。