”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

#映画レビュー

”マリゴールド・ホテルで会いましょう”(12年)

こんな映画は三度の飯より大好きだ、、原題は”The Best Exotic Marigold Hotel"でそのホテルが建つのはインドのジャイブールだ。其処を目指してやって来るお客さんが全員イギリスからで皆さん訳アリだ。 監督は”恋に落ちたシェークスピア”や”至上の恋”を手掛…

”ザ・ロック”(96年)

こりゃ1996年に公開されたアクション映画で原題は”The Rock”、主演にショーン・コネリーそれにニコラス・ケイジ、エド・ハリス、、監督がマイケル・ベイだった。ショーン・コネリーはもうとっくに還暦過ぎで元英国情報部員役、007が引退したって事か…

”マージン・コール”(11年)

この映画の背景はニューヨークの大手商品取引金融機関であの世界を震撼させたリーマン・ブラザースの金融危機顛末をモデルにした映画で原題もそのまま”Margin Call”だ。本国ではかなり評判は良かったのに日本では劇場公開される事もなくいきなりDVDデビュ…

”新・ガンヒルの決斗”(71年)

これは西部劇の巨匠、ヘンリー・ハサウェイ監督の”小品”ながらグレゴリー・ペックが主演で異色西部劇に仕上がっている。しかし乍ら邦題には”新”が、、って事は”旧”もあったのかと思い調べたら”ガンヒルの決斗”と言うのがあった。 そっちの”新”がつかない方は…

"ファーザー”(20)年

遂に札幌には”緊急事態宣言”が発令されてしまった。これまでの”外出自粛”を求める要求とは違って大型店舗や関連行政の窓口や街のレストランまでが休業要請の対象に、、でもそんな事はものともせず朝っぱらから映画館へゴー、それも8:50分の回だ。昨日ま…

”野生のエルザ”(66年)

この原作は1960年にジョイ・アダムソンが刊行したドキュメンタリーが元ネタで66年にはイギリスで映画化、それ以降TVドラマ化やアニメ化もされ続編まで作られている。最初の映画化では”Born Free”とタイトルが付けられ同名のオリジナル曲をジョン・バリ…

”ファーザー”(20年)

これはチョイと読み逃せない。一昨日だったかに投稿されていた新聞記事の一部なんだがフロリアン・ゼレール監督がインタビューに応えてこんな事を、、; 映画化に当たり、認知症の父親役として頭に唯一浮かんだ顏がアンソニー・ホプキンズだった。”存命する…

”アイ・イン・ザ・スカイ”(15年)

原題は”Eye In The Sky"、、、まあ原題自体がイマイチなので邦題が”アイ・イン・ザ・スカイ”でも無理はないのだがこんな冴えない原題の時こそ素晴らしく独創的な邦題を付けられないものか? 要するに”大空に浮かぶ眼”っちゅうことだが最新鋭のドローン爆撃機…

”サーカスの世界”(64年)

原題は”Circus World"(64年)ならば邦題は絶対に”サーカス・ワールド”だろうと思い検索してみたら”サーカスの世界”になっていた、、、”ウェスト・サイド物語”を近年は”ストーリー”としているのでその逆現象か? CCことクラウディア・カルディナーレ人気絶頂…

”最高の人生のつくり方”(14年)

こりゃ又、どの方向から見ても柳の下のどじょう的な邦題だなぁ~、、”最高の人生のつくり方”(14年)、原題は”And So It Goes"なんだが、意味するところは”ケセラセラ”の心境、”そんな風に”とか”流れるままに”が一番近いように思う。 主演はマイケル・ダグラ…

トム・セレックさま~、、お久し振りです。

やっと、、待望の”ジェッシー・ストーン”の最新作が見れた。もう待ちに待ったと言うか、、感無量で思い入れが激しすぎるのか内容には関係なく感情の方が先行しちまって、、のっけから今までの愛犬、レジーのお墓がアップになる場面では”えええっ~、、愛犬が…

”ホステージ”(05年)

ブリスベンは”スプリング・リバー・フェスティバル”の最終日とあって市内は大賑わいだ。お目当ては市内を蛇行して流れるブリスベン・リバー三ヶ所に設置された筏から上げられる花火だ。年末の花火に匹敵する程の規模らしいがこれを目指して50万人の群衆が…

”グレイテスト”(07年)

原題は”The Greatest"と言うのだが遂に最後まで”ナンでそんなタイトル?”と言う疑問がついて回った。 普通見ている途中に”なるほどな~”とか”こりゃ巧いタイトルじゃん”と思わず唸る事も多いのだがコイツはダメだよ、、最後まで。そんなタイトルの原作でもあ…

”ミケランジェロ・プロジェクト”(14年)

原題は”The Monument Men"と言う、まあ”モニュメント・メン”とそのままカタカナ表記されても”モニュメント=記念碑”ではちょっと意味不明だなぁ、、その昔公開された同じような設定、ドイツ軍が絵画や美術品などの貴重品を列車を仕立てて本国へ送り届けるの…

”エデン”と言う名のホテル

少し前に何気なく見た映画、そのタイトルが”エデン”、何のことかと思ったらニューヨーク市内にあるホテル名(そこそこのランクのホテル)で其処が舞台、その昔、60年代にアーサー・ヘイリーが原作を書いた秀作、”ホテル”の現代版と言っても良い映画だった…

”オーソン・ウェルズ in ストレンジャー”

46年に制作された原題”The Stranger”、何故か日本では劇場未公開とか。その上、TVでの放映ではサブタイトルに別の表示がされていて紛らわしい。このところ”午後四時の映画祭”はおっさんより”年上”の映画ばかりだがこのオーソン流ミステリーは…

”Carnage”の意味は、戦場などでの修羅場を意味する。

そんな意味なので恐れをなして見逃していた、、しかし良く見れば出演者がジョディー・フォスターにケイト・ウィンスレット、、夫々のご主人役がジョン・ライリーにクリストフ・ヴァルツ、そこまでちゃんと確認していればこれが戦争映画でもないし大惨殺場面…

”96時間 / リベンジ”

邦題がこれに決定したそうな、、原題は”Taken 2”です。最初の”Taken”で本来の意味である”拉致”とか”誘拐”を表わす邦題にして置けば良かったのに”96時間”、、救出するまでの残存時間、を邦題にしちまうから続編が制作されて配給元もこりゃ困った…

”ハタリ!”、、アフリカを舞台にしたジョン・ウェイン

63年の映画、珍しくジョン・ウェインが西部劇から脱皮して、、でも服装はマッタクそのまま、、ハワード・ホークス監督とアフリカへ渡りハンター役を演じた映画。リアルタイムで日比谷劇場で見た事は覚えているのだが後年まで原題は”ハッタリ”だと思ってた…

頂点を極めた男優を各国から選ぶと、、フランスはアラン・ドロン、、

イギリスからはショーン・コネリー、イタリアはやはりマルチェロ・マストロヤンニ、、、アメリカは同世代から選出するとなると、、ゲーリー・クーパーやジョン・ウェインはチト古いし、ジェームス・ディーンやモンティ・クリフトは出演作品が少ないし、、マ…

今年のオスカー主演男”馬”賞は、、、、、

4日にしてやっと見た今年最初の劇場映画、”戦火の馬”、この主演”馬”のジョーイ君、こりゃもう抜群の演技力でオスカー候補もんです。 先日見損なった映画なのだが今日はしっかり上映時間の20分前に切符を買って指定席Jの3番へ携帯もスウィッチ・オフ、、…

”ドクトル・ジバゴ”

最初に公開されたのは65年、70mmの大画面に釘付けになり3時間超えの大作を”休憩”を挟んでダレる事なく楽しんだ。字幕もなく英語も良く判らなかった当時、ロシアの大地と背景に流れるテーマ曲に最後まで感動させられたものである。監督はイギリスの名…

主役になったロールス・ロイス

此方は007の”ゴールドフィンガー”で悪役のボスがハロルド・坂田のオッドジョッブに運転させていたロールス・ロイス・シルバーゴーストである。 映画は64年制作だが車は06から25年にかけて製作された7,800台余りのうちの一台らしい、、。 同じ…

23本目の新作ジェームズ・ボンド

”ジェームス、、カムバック!!”と言いつつMGMスタジオのゴタゴタや倒産騒ぎなどがあって撮影に入れず”カジノ・ロワイヤル”(06年)、そして”慰めの報酬”(08年)から3年が経過した。次作は23本目になるのだが現在撮影準備段階で公開は12年11…

本名はノーマ・ジーン・モーテンソン

このスチールは1946年、と言う事は19歳の頃、今なら遅咲きだが何処にでもいる普通のテーン・エージャーだ。 彼女、この頃は既にバツイチである。ロスアンジェルス生まれでママはRKOスタジオのフィルム編集担当係り、シングルマザーでかなり情緒不安…

軍服が似合う人、、

確か高名な評論家先生だったと思うが”軍服姿が似合う男優さんは必ず成功する”と言う記事をその昔、読んだ記憶がある。オーストラリアは来週”ANZAC DAY”と言って戦没者慰霊の祭日がある事を思い出した。我々日本人にはどうも居心地の悪い祭日だがそれ…

ナチの秘密に迫る映画三部作

別に映画会社やメディアが決めた訳ではないのだがこのナチの残党を追う、或いは秘密に迫る映画が3本ある。全部70年代なのだが、、、それなりの展開でドレもミステリー好きには堪らない程素晴らしい出来だ。 これは若きジョン・ヴォイドがジャーナリストに…

“恋人よ帰れ!我が胸に”、 原題は“The Fortune Cookie” (66年)

これは素晴らしい邦題ではないか。しかも映画の内容を的確に表現している。監督はビリー・ワイルダー巨匠、“麗しのサブリナ”〔54年〕、“昼下がりの情事”(57年)とオードリーを独占したあと“お熱いのがお好き”(59年)、“アパートの鍵貸します”(60…

”36時間”、、映画のタイトル

数字を題名に使った映画ってのは結構多い。まあ邦題にするにもああだこうだ考えなくても良いし、、。ジャックバウワーが活躍するのは”24”、長いのでは”127、、”もあるしリーアム・ニーソンが犯人を追っかける猶予は”96時間”、、。 この映画の原題は”…

野生に生きて

久し振りに劇場公開が待たれる映画に出会った。原題は”Born To Be Wild”、、邦題の担当者、まさかそのまんま”ボーン・ツー・ビー・ワイルド”何てやらないだろうな??? Imaxが3Dで制作した完全なるドキュメンタリー映画である。ナレーシ…