”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”チャイナタウン”のジャックとフェイ、、

今日は3連休の真ん中、朝からシトシトと珍しく予報通りの雨、明日も雨らしい、。プールの掃除も芝刈りもゴミ缶の後始末も全部木、金曜で片付けたし賃貸物件もその後、近くに住むご両親まで駆けつけ新婚カップルはしっかり家具を買うために部屋の寸法まで測っていったのでもう間違いないだろう、、。で一挙に暇になった、、野球を見て日本の刑事ものTVドラマを見てもまだ何か物足りない、、そんな時はやはりミステリーの秀作に限る。
 
ジャンルとしてミステリー、サスペンスになるかな、タイトルは”チャイナタウン”74年の映画なのでもう38年も昔の映画だ、、。主演はジャック・ニコルソンフェイ・ダナウェイ、、監督はロマン・ポランスキーである。
 
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若いな二人共、、フェイ・ダナウェイもこの頃は輝いていた、、。
 
舞台は37年頃のロス・アンジェルス、ジャック扮する私立探偵、ジャイクはいきなり訪ねて来たモーレイと名乗る夫人に夫の素行調査を依頼される。ところが素行調査を始め盗撮したモーレイ氏の写真があろうことか新聞社にすっぱ抜かれ一面に掲載されてしまう。そして翌日、私がホンモノと言うモーレイ夫人(フェイ・ダナウェイ)がジェイクの前に現れる。このイヴリンに事情を聞くさなか今度はモーレイ氏が殺害され溺死体が発見される、、。
 
此処から謎が謎を呼びハード・ボイルドの私立探偵+ミステリー+サスペンス+謎解きが展開され見る方は至極の2時間を存分に楽しめる、、終盤には思いもかけない逆転劇が用意されていてロマン・ポランスキー監督の独壇場だ。ジェリー・ゴールドスミスの音楽がさらにこの時代にマッチした盛りあがりようで印象深い”最優秀映画”となっている。この時代、雰囲気、背景、配役、脚本、撮影、音楽、、、40年近くも経過しているのにこのジャンル、これと同等の作品にはお目にかかれない、。
 
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この映画には原作となる出版本がない、あくまでも映画用に書き下ろされた脚本でそれを監督が脚色したものである。これまで色々な私立探偵が銀幕には登場しハード・ボイルド振りを見せてくれているがハンフリー・ボガード演じるフィリップ・マーロウと肩を並べる出来のジャック・ニコルソンも素晴らしい。
 
こんな良い映画に出会うと一番癒される、、雨の日曜、昼下がり、、、こんな時、何にも邪魔されずに鑑賞するにはこれ以上の映画はない。もうこれだって映画館で見て以来何回TV画面で見た事か、、、、。