”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

典型的なイギリスの刑事さん、、

イメージ 1このメークは映画”ホビット”のなかでのバリン役、とてもこの姿からはホンモノはどんな姿かのか想像出来ない。
 
ケン・ストットと言うスコットランド生まれの俳優さんで来年還暦を迎えるのだがこの”ホビット”三部作で一挙に知名度が上昇だ、、。
 
これまで芸歴は長いのだがイギリスのテレビ界が主な舞台で映画には余り出ていない。無論ハリウッドの映画とも無縁なのだが、、。
 
01年から不定期に制作されたイギリスの犯罪・ミステリー、、刑事ドラマで主演を演じそれ以来づっと追っかけている、、そのドラマでは刑事レッド・メットカーフを演じるのだがこれが実に等身大の刑事役で板についている。そのシリーズは”メサイア”と言うタイトルだがミニ・シリーズとして全部で4本制作されている。ロンドンの街中に出現した連続殺人犯人を追う辣腕刑事だが発砲シーンとか殴り合う箇所もなくひたすら関係者から容疑者へ、、そして周りの人間に聞き込みをかけ謎を解き明かしていく。
 
制作が前後するのだがこのミニ・シリーズの前に”ヴァイス”と言うやはり推理ものがありそれでも刑事を演じているらしい、、此方は16回のシリーズでアチラではテレビ界の主演男優賞を獲っているらしいのだがFOXではまだ配信されていない、。多分その”ヴァイス”の成功からこの”メサイア”に抜擢される事になったんではないだろうか。その後今度は”リーバス”と言う刑事を演じそれもシリーズ化されている。これではジョン・リーバス刑事としてやはりロンドンを舞台に優秀な女刑事と美人上司を登場させ見ごたえのある犯罪・ミステリーになっている。
 
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これが多分実物に一番近い姿かも知れない、、。
 
名前は夫々違うのだが同じ刑事役、それに周囲の人間が似ているので見ていると”ええっと、これはどのドラマだったっけ?”となるのが難点だがこんな犯罪・ミステリー劇はアメリカ産より圧倒的にイギリス産が面白い。
 
アメリカにも魅力ある刑事は沢山いるのだがそのキャラクターに重点を置きすぎるきらいがあり肝心のストーリーが疎かになっているような気がする。
 
イギリス産はミステリーには背景がよくマッチするし伝統的にミステリーはお手の物だ。大きな違いはドンパチで片付けてしまうアメリカと知恵を絞ってやっと犯人にたどり着く、、従って設定や脚本が良くなきゃアクションは最初っからないのだから詰まらないお話になってしまう、、とこれは自身が感じた事なのですが。
 
ホビット”は残り2本が制作中なので近日中には大画面でお目にかかれるのだがそんな大作よりこんな地味な刑事役、アタマを使って真犯人を追い詰める、、アルコールが大好きだが部下と上司の間に挟まって苦悩する役柄が一番お似合いだ。”リーバス”シリーズはもう全部見てしまったので今度は”ヴァイス”の放映を楽しみにするかな??