”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”タイタニック”(97年)

ちょっとだけよ、、と出だしのローズお婆ちゃんがヘリで探査船まで飛んでくるまでを見るか、、っで気がついたら今度は若いローズのおっぱいも見るか、、、と進んでしまい結局気がついたら映画はもう終盤、既に3時間が経過している。又、最後まで見てしまった。
 
 
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この映画劇場公開が97年、丁度オーストラリアで最初の転換期を迎え仕事に忙しい時期だったのだがキャメロン監督が長年苦労して撮影も延期、制作費もどんどん膨らみこりゃ興行的に失敗するんじゃないだろうか、、と噂されていたので制作中からずっと気になっていた。やっと撮影が終わり、編集も済んで公開へ、確か年末押し迫った時期だったと思うが家内の友人夫妻とダブルデートで見に行った記憶がある。
 
最初の印象はやたら長いな~、、でふーん、あれがデカプリオにケイト・ウィンスレット?こりゃ膨大な制作費をつぎ込んだんだろうな、、事実に忠実にそれに現存した人物に架空の登場人物を絡めて作られた悲劇のロマンスか、程度でそんなに入れ込んでいた訳でもない。恐らくオーストラリアでの評価も最初はそんなものだっただろう。それがセリーヌ・ディオンが歌った主題歌がヒットし始めると急速に評価が上昇、しかもオーストラリアでは珍しいロングランとなり結局翌年一杯、映画館で公開されていた。本編が長いので上映回数に限りがあり当時シネコンがあちこちに出来始めていたが30分くらいずらして3-4館で上映しても8時の回だと終わりがもう12時を過ぎてしまう。我々も先にメシを食ってから行くか、終わってから食うかで迷ったのだが結局6時半からの回を見る事に、、それだって珍しいかな映画館は長蛇の列、やっとの思いで入場券を買い見終わってさて夜メシだ、、と見回したらナンともう何処のレストランもやってなくて夫婦で深夜営業のマクドナルドへ入ったな~、、、。しかも路上駐車をしていたのだが何故か其処だけ一台分のスペースが、、”こりゃ、ラッキー”と駐車したのだが3時間後に戻ってみると上に茂った木から落ちて来た何とも形容のしようがない悪臭がする木の実が車の屋根からボンネットまで一面に降りかかっている、、コイツが臭いのなんのって、、メシどころじゃないぞと慌てて自動洗車場へ運転して行ったっけ、。
 
そんな顛末を思い出しながらちょっとの積もりが結局またもやメシも食わずに3時間超えだ、、”タイタニック”はこれまで両指では数えきれないほど制作されているがこのキャメロン・バージョンはやはり自作の”アバター”に収益を越されるまでは長年トップを守っていただけあって映画ファンからの支持はとても高いし充分それに見合うだけの映画ではないだろうか。
 
まず事実である事、それも海難悲劇としては前代未聞の大惨事、実際に引き上げ事業も何回も企てられているし乗員や乗客に焦点を宛てればストーリーは幾らでも作れる、、それに特撮の見せ所も満載だし題材としてはこんな素晴らしいモノはない。解釈によっては残された遺族や親族からは”我が家の名誉の為にそんな人物ではなかった”と詰め寄られたり訴訟問題になったケースは多々あったそうだが、。
 
デカプリオが当時23歳、ケイト・ウィンスレットが22歳、、二人共これでブレーク、一気にスターダムを上り詰めその後の活躍には素晴らしいものがある。オスカーでも作品賞から監督、撮影、編集、音楽など11部門を制覇しているのだから我々がああだこうだと言えるもんでもなかろう、、。
 
 
 
 
 
 
 
 
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