”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”愛、アムール”(12年)

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この映画は以前から是非見たいと思っていたのだがなかなかチャンスが巡ってこなかった。と言うか近未来の我々自身の事が頭を過るのであまりに現実と近すぎるのも困るかな、、と言う思いが根底にあったのだが、、。

監督はミヒャエル・ハネケ、65回のカンヌ祭ではパルムドールアメリカの第85回アカデミー賞では外国語映画賞を受賞、その他各国の映画賞を総なめにしたし、皆さんが挙って秀作と折り紙をつけている。

パリのアパルトマンで悠々自適の老後を送る音楽家の夫婦、ジョルジュとアンヌ。ところがある朝、アンヌが突然の発作に見舞われ、夫婦の穏やかな日々は終わりを迎える。検査の結果、病気が発覚したアンヌは手術の失敗で半身に麻痺が残る事態に。“二度と病院には戻りたくない”とのアンヌの願いを聞き入れ、ジョルジュは自宅での介護を決意する。自らも老いた身でありながら、これまで通りの生活を貫こうとする妻を献身的に支えていくジョルジュだったが…。by allcinema

仮にもっと若い時期に見たならば全く違う印象を持ったであろうこの映画、テーマは実に重い。まあこの二人の場合は経済的には恵まれているって事が救いか、自分たちに当てはめるとこうはいかんぞ、、そう考えたら背筋を一瞬冷たいものが流れたような、、やはりどうしても避けては通れない己の人生、それが近未来に迫っている世代の人間にはもう単にスクリーンの中での出来事とは思えないのである。

それに映画の出来が良ければ良い程に”さてオレはどうする?”となってしまい明日は我が身的な内容のインパクトは大きい、今夜はもうメシを作るのも嫌になっちまったしすっかり落ち込んじまった、”神様、、どうか寝たきりとか要介護で自分じゃ満足に食事も出来ない老後はだけはイヤですからね、”、”それとこの映画の主役みたいなのもダメですよ”それを叶えてくれるならこれから朝昼晩とお祈りします、おっとそれじゃアラーの神さま??、、やっぱり映画はミステリーとかアクション満載の非現実的なモノに限る、。


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