”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

新旧”ウェストワールド”(73年)&(16年)

ユル・ブリンナーが主演した”カルト・クラシック”とも言われる”ウェストワールド”は73年に映画化されて公開された。そして43年が経過してアメリカでは今度、テレビ・ドラマとしシリーズされ一回目が一昨日放映された。大分このドラマ化には力が入っている、、何故かと言うと米・豪同時公開なのである。まあ時差の関係で此方では月曜の昼間の放映になるのだが、、しかしそこまでやるかな??

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原作はマイケル・クライトンが発表したSF小説、そしてその原作者が監督に初挑戦、更に脚本も手掛けて制作されたのがユル・ブリンナー版である。早い話、”大人のアミューズメント・ランド”、来場者は西部劇の登場人物になりあたかも自身が西部の主人公のように振る舞えると言う趣向だ。

オリジナル版では確か”西部”の他に”中世ヨーロッパ”や”ローマ時代”が選べたような気がする、、訪問者は好きな役柄を選びその舞台設定の中で大活躍すると言うもので原作者は違うのだが火星を舞台にアーノルド・シュワルツネッガーが活躍する”トータル・リコール”と似たような設定かも知れない。

43年も前の登場人物は精巧なロボットだった。決して来場するリアル人間を傷つける事はないようにプログラミングされていてロボット間での撃ち合いでも人間サマには影響を及ぼさない筈だった、、そのプログラミングの何処かが狂ってしまいユル・ブリンナー扮する不気味なロボットが人間を襲い始める、、と言うお話。

そして16年度版は、、そりゃもうロボットとは言えない出来。3Dプリンターで製作されリアル人間とは全く見分けがつかないのだ。表情はあるし感情だってある、、無論プログラムされてはいるのだが、普通に話すし人間を好きになったりもするようだ。それ程綿密にプログラムする事が可能になっている、、。

イメージ 2配役はアンソニー・ホプキンスが裏方の開発したオヤブン博士、ちょっとプログラムに不調を来たそうとしている黒装束のガンマンにエド・ハリスが扮している。

かなり進化した技術革新なのでそりゃもうロボットと言うか”レプリカント”の世界、どうもミルクが好物なのか良く飲んでいるのでそれが唯一リアル人間との違いだろうか?一回目では登場人物の紹介が済み変調をきたしたレプリカントの詳細設計を再検証する事になるのだが、、黒装束のエド・ハリスだけが何処へだか馬に乗って荒野へと出て行ってしまう、、さてこれからどんな展開になるのやら、。

既にヘッドギアを装着してリアルな動作を体験し楽しめるゲームが開発されている事からしレプリカントじゃなくても自分が主人公になってこうして西部や宇宙、、更には日本の時代劇で”必殺仕掛け人”を楽しめる時代はもうそこまで来ているのではないだろうか?何せ車だって自動運転とか言っているのでゲームに関しては早晩体験する事が可能だろう。

この”ウェストワールド”のように実際に自分が腰に拳銃をぶら下げて撃ったり撃たれたり、、馬に乗ったり酒場でウィスキーを飲んだり、、そして殴られたりはご免被る。ガラス越しにやっているのを見る程度でワタシの場合は充分さ、。

しかしこのドラマ、、放映早々、アチラでは一体どんな評価だったのか調べて見たら何と10点満点で9.4とかが付いているよ、、ビックリだな~、やっぱりもうジジイには理解と言うか許容範囲をとっくに超えているじゃん。

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