”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”モリーズ・ゲーム”(17年)

原題は”Molly's Game"、主役はジェシカ・ジャスティンでモリー・ブルームと言う女性が14年に書いた自叙伝の映画化になっている。全然知らない人だし自伝と言っても色々あるが、これはポーカー・ゲームで財をなし後日、FBIにマネー・ロンダリング確信犯として訴追を受けた女性の事らしい、。

モリー・ブルーム(J・チャスティン)はコロラド生まれで厳格な父親(ケヴィン・コスナー)の監督の元、スキーのモーグルでオリンピック出場を狙えるくらいの実力者になっていた。それが世界大会を目前に重傷を負ってしまい選手生活は断念する事になる、、そこまでが過去と現在を行ったり来たりしながら最初の20分くらいに描かれていく。

競技を辞めたあとまだ自分でも何をしたいか判らず一人、ロスアンジェルスへ移転、友人宅に転がり込み、昼は不動産屋の事務所、夜は週に一回だがカクテルラウンジのウェイトレスとして働き始める。その不動産屋のディーンには別の顔があり、毎週一度、セレブや大金持ちを集めちゃ非合法でポーカーを開催しているのだ。

そんなゲーム開催の準備、そしてお手伝いをするモリーだがゲームの方法や勝ち方は全く判らずでもプレイヤー同士の会話やその生活習慣、背景から高額な賭け金を引き出させる事に自分でも驚く程に長けているのだ。何せ各プレーヤーは毎回5万ドルをゲーム資金として調達して来るので賭け金の総額が大きくなる、、そりゃ負けるヤツがいる反面、勝ってホクホクと引き揚げるヤツもいる、、そんな連中は”ハイよっ~!”とモリーにチップを弾むのだ。もう普段の不動産屋の仕事やウェイトレスをやって稼ぐより断然多い稼ぎになる。無論胴元をやっているディーンだってそれなりに稼いではいるがどうもモリーがそんなに稼ぐのが面白くない、っである日、クビ宣告をしてしまう。

そのクビ宣告くらいじゃ挫けない精神力をスキーで鍛えたモリーは一転、じゃあ自分でやるわ、、と決断し一人の顧客を引き抜きディーンがやっている賭場とは違う曜日を設定して仲間を募り高級ホテルのスイートに独自の賭場を作ってしまう。

イメージ 1そしてニューヨークにも進出、凄い勢いで瞬く間に5億円も稼いでしまうのだ、、。いやはや、これが実話かいな?もう連続して高額宝くじが当たっている雰囲気で稼ぎまくっている。

しかし夜の長い仕事、不眠症にはなるしドラッグ依存症+アル中と、、そんなでもしてないと立ってられない状態だ。

そして冒頭のシーンに戻り、、FBIに自宅に踏み込まれあっけなく逮捕、。容疑はマネー・ロンダリングだがどうも非合法の賭場運営には触れられていない。そしてやっと登場して来るのが彼女の弁護士役でイドリス・エルバ、。終盤はこの二人の独壇場でどうやって、ダレがチクって逮捕され、没収された現金は何処へ行ってしまったのかそしてどうやって取り返すかにお話が集約されて来る。

歯切れの良いこの二人の会話、それと頭脳明晰に判断して行く弁護士とモリー、これは見応え充分だ。検察側との交渉過程や彼らに提供しても良い情報の吟味や裏にいたんじゃないかと思わせるロシアン・マフィアの存在など、、それに実話と判っているがさてどうやって自分たちに有利な判決を引き出すのか?司法当局との交渉の行方は?っと興味が尽きないのだ。

個人的にはもっとカードゲームの緊迫した場面やモリー自身がカード・テーブルで派手な勝負をするんじゃないのか、と期待したのだがそれは外れた。ジェームズ・ボンドがカジノで仕掛ける高額賭け金、とはちょっと予想が違ってました。まあそれをやっちゃうとノン・フィクションになってしまうのですが、、。


イメージ 2過去の作品のイメージから行くと、、こんな感じで清楚だし体型は極く標準なんじゃないのかと、、;

まあ軍服やこんな上着だとそんなに豊満だとは思わなかったのだが、それが一転、今回のこのモーリー役では、、;



イメージ 3締めて寄せて上げてと凄い状態に、、女優さんも大変なんだと思わせるスチールでした、。しかし凄い、こりゃもう巨乳どころか爆乳状態??

ビックリしました。ワタシの腰周りは負けているかも知れない、、。