”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”嵐の中で輝いて”(92年)

イメージ 1どうやらfpd特派員情報によるとマイケル・ダグラスがハリウッド殿堂入りを果たしたらしい、、このスチールは何と100歳超えのパパのカークと並んで、マイケルとは昔っから誕生日が同じなので割と身近に感じていた。

その彼があわや最低男優賞に選ばれそうになった映画が”嵐の中で輝いて”だ、、共演はあの舌っ足らずのメラニー・グリフィス(此方は見事に最低女優賞に選出)で素人女スパイとして戦場へ赴くメラニー、情報部にいる愛する人の為にハラハラドキドキの活躍をする戦争暴露モノになっている。個人的には割と好きな一作なんだが実はこの札幌は一昨日から”嵐が此処で輝いて”いる状態である。

イメージ 2何とそれは”嵐 アニバーサリー ライブツアー2018”とかで16,17,18日の三日間、札幌ドームで公演しているのだ。これに巻き込まれたこのジイさん、まずは羽田から帰路に就いた便、これが満席、そして千歳からの空港バス、、これがまたもや満席、更には自宅近くになってドーム付近が大渋滞で2丁目行くのに1時間を要したのだ。そんな”嵐”とはつゆ知らずバスの中では読書に耽っていた。

どうやら4万人収容出来るドーム球場、その入り口から2ブロックっきゃ離れてないマンションなので若い女性の波がひっきりなしに押し寄せている。信号があって赤に点滅すればそりゃ横断者は止まるのだが右折、左折、直進する車もそのまま雑踏の中に停止している。警備員が大勢出て交通整理をしているが歩道から人がはみ出ているのでどうにもならないのだ。

しかも大きなトランクやバッグを抱えているファンも多く場所を取るのだ、幾らガラガラと車輪が付いていても歩く速度は遅くなる、、すると信号が点滅して赤に、でも先の歩道には人が溢れているので行きたくても行かれない状態、、観客席が4万人収容と言うことは場内に入って観戦は出来なくてもグッズを買いにやって来るファンも多いのでその数はもう天文学的な事になっているのでは、、これは警備のおっちゃん談だ。兎に角、我が家に帰るにはどうしてもこの人の波を一度は押し分け通らないとダメ、、それにクルマだともういっちもさっちも行かない有様だ。

まあ昨晩は判っていたのでライブがスタートする6時過ぎまで帰らないと決めて出掛けたのだがもう4時くらいからファンの波、、そして波、、と途切れない。その波に逆行して進むジイさんバアさん、、映画風に書けば”嵐に向かって逆らって”、、間違いなく奇異に映ったであろう。向こうにしてみりゃ”ナニさ、この時間、ナンでわざわざ逆の方向へ行くのさぁ~”と思われていただろう、。

しかしこの三日間、飛行機は勿論、バスも地下鉄も満席、市内のホテルだって大中小も松竹梅も全部まとめて満室らしい、、それに市内の繁華街やレストランにコンビニまで、、これぞ”嵐特需”じゃないのか?若い5人組が札幌経済を引っ張っていると言っても過言ではないだろう。凄まじい原動力を目の当たりにした。