”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

早いもので”Hatena”へ越して一年になる。

さて2019年12月15日って何だったか?何か覚えて置かなきゃいかん日だったような?? そうだった長年お世話になったYahooさんのブログサービスが終了する日だった。もうとっくに”はてな”へ移行しているし別に消えても困らないのだが、、長い年月、皆さんから頂いた励ましや叱咤激励のコメントだけはそれっきりになり”はてな”移行時には積み残されていたんだ。

 

っと書いたのがもう一年も前の事になる。そしてこっちで初投稿したのが7月の末だった、、;

 

”さらば友よ”を真似た訳じゃないのだが何時までもジジイがめそめそしている訳にはいかない、、それに時間は余るほどにあるんだし、。しかしYahooめ、7月には移転用ツールを配布するとか提示していたのだが遅れ遅れになっているし当分それもないような雰囲気なのでもう勝手に移転する事にした。
 
ふと気がついたのだがこれまでの”映画と愛猫と、、札幌へ”のタイトルも変更するっきゃないだろう。中心だった愛猫、エリーを亡くし失意のどん底ブログじゃ精神衛生上もよろしくないので原点に戻り映画を中心に据えた新ブログタイトルにした。そのお題は、、
 
”オールド・シネマ・パラダイス”へ、
 
 
たまには新作も見る事になるだろうしテレビの海外ミステリーだって外せないが取り合えずこれでスタートだ。一旦何処か別のブログ屋へ移転してからでも良かったのだがもう過去の記事にはそんなに未練はないし残すなら自分で検索するだけの手段としてUSBにでも落として置けば良いだろう。幸い”guch”名はそのまま彼方でも継続して使えるようなので”昔の名前”で出ています、、、。
 
と書いていた。そう言えば札幌は暑かったな、。今やそれから一年が過ぎて又、冬が巡って来た。昨日今日とずっと雨で雪はないが空は寒々として実に寒い、とても外出する気にもならない。まあコロナを言い訳に、何処へも行くつもりはないのだが、しかし19年の7月に日本全体がこんな事になるとは誰が予想出来ただろう??
 
映画館だって限られた作品しか提供してないしJ:COMでも新作放映はガクッと少なくなっている。画面でマスクもせず大声で会食している場面には羨望と言うか制作された時節を感じてしまう。今後作られる作品じゃ主人公がマスク姿が当たり前になるんだろうか?イヤだ、、それだけはカンベンして欲しい。っとなるとやっぱり時代劇か?
 
 
 

”キネマの神様”(21年)→ ”花のあと”(10年)

昨日それとなくネットでニュースを見ていたら心待ちにしている邦画、”キネマの神様”の撮影状況が、、思わず読んでみたらナンと昭和の大女優役で北川景子が配役されているとか、、まあ志村けんから沢田研二が主役に抜擢されたのは知っていたが、。

 

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そしたら今度は北川景子主演の時代劇映画、”花のあと”がBSNHKで配信されていてこれも思わず録画した。特に彼女のファンと言う訳じゃないのだが原作が藤沢周平の短編集と書かれていたのがド真ん中のストライクだ。山本周五郎池上正太郎とこの藤沢周平モノはまず見逃しの三振って事はない。これは家内とも共用出来る唯一の話題かも知れない。

調べたらこれは10年前に公開された作品らしい、北川景子だってずっと若くで言われなきゃ判らないところだった。でも武家のお嬢さん役でしかも剣の凄腕、それも半端じゃない強さだ。

 

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以登(北川景子)は、満開の桜の下で、羽賀道場の高弟・江口孫四郎(宮尾俊太郎)に声をかけられる。父・寺井甚左衛門(國村隼)に剣の手ほどきを受けた以登は、羽賀道場の二番手、三番手を破るほどの剣豪であったが、孫四郎とは未だ剣を交えたことはなかった。

孫四郎の人柄に触れた以登は、父に孫四郎との手合わせを懇願し、それが実現する。以登は、孫四郎に竹刀を打ち込む中で胸を焦がしている自分がいることに気がつく。それは紛れもなく初めての恋心であったが、家が定めた許婚がいる以登は、孫四郎への想いを断ち切る。

ところが、奏者番の娘・加世に婿入りした孫四郎が、加世の不倫相手である藤井勘解由の卑劣な罠にかかって自ら命を絶つ。江戸から帰国した許婚・片桐才助の手を借りて事件の真相を知った以登は、勘解由を詰問するため、密かに呼び出す。居合いの遣い手である勘解由は、以登の口を封じようとするが、以登は懐剣で返り討ちにする。才助との祝言が済んだ翌年、以登は花見に赴く。しかし、満開なのに花が終わった後のようなさびしさを感じ、それ以来一度も花見に行くことはなかった。byウィキ

 

と書かれているが孫四郎が罠にかかり自決する辺りは何やら浅野内匠頭だ。その一度しか対戦した事のない人の為に事件究明へ、、しかもその真相を探るために頼るのは片桐才助(甲本雅裕)で父が決めた結婚相手、、そして憎き相手と対峙する。この終盤のクライマックスは如何にも藤沢周平調で見応えがあった。

今一番”旬”な女優さんと聞くがこれまで”家売るオンナ”でしか拝見した事がない。これからちょっと気を付けて、、遅ればせながらファンになろうか?

 

 

 

 

外国のドラマ漬け、タマには頭を使ってますが、

現在、”ハワイ・ファイブー0”のシーズン10(最終シリーズ)、”マダム・セクレタリー”のシーズン3、(本国じゃとっくに6まで放映済み)、それに”刑事モース・オックスフォード”の20話(不定期に放映)まで進んでいる。

 

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何れもかなり長い間オーストラリアのFOXじゃ定番だった。これに”ブルー・ブラッド”と言うNYの警察一家を描いたドラマもあるがこっちは古いシーズンっきゃ放映されていなくてもう何処まで見たか忘れている。

 

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1週間単位で放映されているので全部録画しているが3時間程度で見終わる。他にも気になるドラマはあるがもうこれ以上は増やさない、、最近洋画のラインアップ自体が極端に少なくて課金されても見ます、、と言っているのにJ:COMはすっかり邦画にシフトしている様子だ。それも徐々に吹き替え版に移行しているようでそれ以外はアニメ全盛なのでメージャーリーグが終わってしまうとフットボールは週に2回しかないしそろそろNetflixに行こうかと、”真剣”に悩んでいる、。

うちのテレビ画面でもNetflixにアクセス出来るようだが(ちゃんとリモコンに表示されている)何処で間違ったのか最初に設定した時にヘンな事をやりアクセスしても拒否されてしまうのだ、、どうも暗証番号とユーザー名が違う気がするがネットには接続されていても其処から先に進めない、。

そう言えば昨日、使っているカード会社のポイントが3000点あって今月中にナニに使うかそのポイントを移動させないと消えてしまうそうな、。そりゃヤバいと思ってネットから手続きをしたのだが何回やっても”拒否”される。その理由が書いてないのでホトホト困り、遂にヘルプデスクへ電話した。

それだって直ぐに繋がる訳はない、、4回くらい挑戦してやっとお兄さんが出てくれた。全部やった事を説明して”何でダメなんですか?”っと聞いてみた。無論書かれている指示に従ってやっているのだが画面には相変わらず”登録されているデータと合いません”と出るだけなんですが、、。

そこで項目を一つずつ検証すると、最後の欄に郵便番号を記入する窓がある。そうだった先日引っ越したので以前の番号とは一桁違うんだ、、でもヘンだなこのカード会社にはまだ住所変更は出してないのだが、、でもそれでやっと解決した。サイトによっちゃ不具合のある項目には赤字で注意書きが書かれている事もあるがこのカード会社の申請書にはそんなモノがない、。記入された情報が違うと元の画面に戻ってしまうのだ、っで結局僅か3000ポイントをネットで換算するのに2時間近く掛かってしまった、。

さてこれはジジいが悪いのかそれも不親切極まりないカード会社の怠慢かそれともポイントを払いたくない為の陰謀か??しかし高々、ポイントを回収するのにチョイとセキュリーが厳しすぎじゃないでしょうかね??そのポイントは即アマゾンさんへ振り込まれ商品代となったのはごく自然な成り行きでした。

 

 

 

 

 

”コンタクト”(97年)

主演はジョディ・フォスター、マシュー・マッコナヘイで監督がロバート・ゼメキス、原作はカール・セガンの”Contact”でそのまま邦題になっている。一見この監督らしく壮大なSFものか、、と思わせるのだが実に奥が深く宇宙を背景にした宗教対立、かつ現実的で真面目な作風に終始している。

ヘンテコな宇宙人や人間狩りをするETも出て来ないし光線銃を使った戦闘場面だってありゃしない。宇宙の果てからやって来る信号をキャッチしてひたすら交信を試みる映画で時間の経過を意識させる内容は”インターステラー”とかに近いだろう、。

エイミー・アダムスが主演だった”アライバル”は向こうから勝手に地球へやって来ちゃったがこっちは相手の姿も見えずひたすらジョディ・フォスターの頭の中にしか相手は出没しないのだ、。最後の舞台は北海道と言うのには”アッと驚く為五郎”だったが、。

エリー(J・フォスター)は政府機関の研究者でアレシボ天文台で日夜広大な宇宙を相手に交信が可能か研究を続けている。しかし、先の見えないSETIプロジェクトに対し懐疑的な天文学の権威ドラムリントム・スケリット)によって、エリーのチームは研究費とアレシボの利用権を打ち切られ、研究は中断を余儀なくさせられてしまう。

それでも研究を継続させたいエリーは独自の資金源を求め各企業を渡り歩き、ついにS・R・ハデンという富豪スポンサーを得ることに成功する。

こうしてニューメキシコ超大型干渉電波望遠鏡群を独自の資金で渡りをつけ探査を再開したある日、彼女は遂にヴェガから断続的に発信し続けられる有意な電波信号を受信。チームは色めき立ち、早速その解析を進めるが、独断でこれを公にしたことでドラムリンや政府(NSA)が介入。探査は進むが、次第にエリーの思惑とは関係ない方向へと事態が進行していく。

 

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政府の宗教顧問パーマー・ジョス(M・マコナヘイ)やカルト宗教家、さらに出資者ハデンまでもがそれぞれの思惑で動き始めたことで、探査の主導権や解析結果の解釈を巡る駆け引きは政治科学宗教を巻き込んだ展開となる。っと言うお話であくまでも宇宙外部との交信がその主題になっている。

終盤の山場はエリーが受信したメッセージを解読しそれを基に設計図から宇宙間を移動出来る装置を設置するに至るのだが、、その完成した装置にドラムリンが乗り込むが宗教家のテロ攻撃により爆破され敢え無くこの計画も頓挫、、。

ところがぎっちょん、、大富豪ハデン(ジョン・ハート)は政府機関には内緒で同じ装置を北海道にも作っていたのだ、、そしてその2号機に乗り組むのが我らがエリーちゃん、。さて彼女は無事この装置を使って惑星ヴェガまで行けるんでしょうか?と言うお話でした。

ゼメキス監督はこうして最後まで我々観客を引き留め、引っ張っていくのが得意だ他の作品でもこの辺りは実に巧い、SFから孤島に流れ着く作品や戦火のスパイものまで何でもござれでこのコロナ禍でも次の作品に向けて準備万端らしい、。

 

 

 

 

 

 

 

 

”チコと鮫”(62年)

 

これは公開されたのが東京の帝劇(現在の帝国劇場)でシネラマ方式だったと思う。タイトル通りチコと言う少年と鮫との交流を描いた作品で舞台はタヒチだった。

 

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神秘的、童話的であり、時には夢のように非現実的でさえある南海の楽園タヒチ。昔からここの漁夫たちにとって、人食い鮫は最大の仇敵とされていた。

ある時、少年チコは海岸に迷い込んでいた人食い鮫の子供を見つけた。チコは、女友だちディアーナと一緒に浜辺に水たまりをつくり、餌を与えて小さな鮫をひそかに育てていった。ある日、だいぶ成長した鮫は、チコとディアーナを豊かな色彩に満ちた大洋の海底深く、あるいは珊瑚礁の間を次々と案内して、すばらしい風景の浜辺へつれ出すのだった。

が、突然、海底深くもぐり、二人の視野から姿を消した。それ以来、鮫は毎日海岸で待つチコのもとには帰って来なかった。十年たち、チコ(アル・カウエ)はたくましい若者に成長していた。仲間たちと漁に出たチコは、ある日、海底で五メートルもある巨大な鮫と再会した。鮫に対する友情は、チコを現実の社会からだんだん引き離していった。が、タヒチにも文明の波が押しよせ、チコと鮫がかつてのように楽しく暮すことはできなくなってきた。

チコは将来を約束した美しい幼な友だちディアーナ(マルレーヌ・アマング)と鮫をつれ、二人と一匹が平和に暮せる島を求めて、タヒチを出て行く決心をした。長年、アメリカで暮し、文明生活を身につけてきたディアーナはチコの愛情と、文明と近代が彼女に与えた生活との二者択一に悩んだが、潔よく文明を捨て、人間性の回復を求めて、チコとともにタヒチの波間に消えていった。

 
っと映画ドットコムには書かれていたが実に素晴らしいタヒチの海が画面全体に広がっていた、。もうこれは”パイトラ”、”青い珊瑚礁”と同レベルの映画で風景は観光地巡りと言われてもハイその通りですだった。チコとディアーナが理想郷を求めて島を出て行くのだが果たしてサメちゃんはどうなるんだろうか?イヤ~、、実にキレイで美しい画面と評価するだけで充分さ。