”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ナイトクローラー”(14年)

原題は”Nightcrawler"、、、昔なら邦題は間違いなく”夜の徘徊者”とでもされていただろう、、。なのに今じゃそのままカタカナ表示、これじゃ意味が判らないと思うのだが動詞をそのまま固有名詞にして邦題にしちまうのは手っ取り早いがこんな手法でヒットさせようと思うなよ、担当者。英語で書けば”Night”だがカタカナだと”ナイト”、、”騎士”にも取れるしそれだと”騎士の徘徊”(??)にもなるんだが、、、、。

この映画、公開時から見たかったのだがチャンスがなくやっとFOXさんに5.50ドル払って見れた。主演はジェイク・ジレンホールにレネ・ルッソおばちゃん、監督がダン・ギルロイでかなり衝撃的、かつ過熱報道に警告を発する映画である。

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舞台はロスアンジェルス、背景は全編ほぼ深夜、、ルイス(ジェイク・ジレンホール)は定職もなく今夜は工場現場でフェンスや金目の金属類を盗み廃品業者へ売りさばくなんて事をやっている。その彼が帰り道、高速道路沿いの事故に遭遇しそこから彼の人生が一変してしまう、、、と言う筋書きだ。

此処まで映画は快調、、ジレンホールは特にご贔屓な男優さんでもないのだが口から先に生まれてきたような口八丁手八丁振りが板についている。値段の交渉時や相手を説得する場面、こりゃ地かな?と思えるくらいに巧い。アメリカ公開時にも彼の演技が称賛されたとか、、、。

日本ではギャガが配給権を取得し今夏公開されるらしいので詳細は書きませんが日本国内でも良く事故現場や突発事件に遭遇するとほぼ周りにいる全員が携帯電話をかざしその現場を撮影しようとしている、、東京の秋葉原での大事件でも群衆が被害者や怪我をしている人たちをそのままにプロ・カメラマンが如く撮影に終始してひんしゅくを買ったんじゃなかったか、、映画を見ながらついそんな事を思い出してしまった。そんな事がエスカレートすると次はこの映画のようにビデオで核心に迫った画像を撮りたいが為に”現場”を作り出す、、究極はそこへ落ち着く、、って事が良く判る。


イメージ 2これがこの映画でのジレンホール、代表作はやはり05年の”ブロークバック・マウンテン”そして怪奇殺人事件を扱った”ゾディアック”(07年)両方とも残念ながら未見、。恐らく近い将来はこの”ナイトクローラー”も代表作としてリストアップされるだろう。

この映画で気がついたのだがこのジレンホール、、下の写真と比べてどうでしょう??

イメージ 3
ちょっとメイクで老けさせたんですが、、、似てませんかぁ??
これはかのメル・ファーラー、、オードリーのご主人だった人ですがどうしても彼を見ると思い出してしまう。眼のあたり、、それに顎の輪郭なんかはそっくりじゃないかと思うんですが、、。ジレンホールはまだ33歳、、このメルの頃、、こりゃ多分50代か??にはもっと彼に近づくような気がするのですが、、。



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