”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

コールド・コールド・グラウンド

まさに現在の札幌を表現しているようなタイトルだぁ~、、今朝は家内に言いつかったお使いで近所のコンビニへ、、普通なら僅か4分で行ける距離なんだがもう歩道も車道も区別がつかずしかも何処もツルツル状態だ。気温はマイナス4度程度らしいがグラウンドが全部凍っててそれこそアイススケート靴でも良いくらいだった。

雪がそのまま残る個所は歩くとズボッとなるので滑らない、そんなところを探してトボトボ歩いて行ったが途中ツルりと3回、転がるには至らなかったが左右の足が急に開いて”おっとっと状態”になってしまった。靴屋め、”この靴は滑りません”って言ってなかったかな?でもふと見ると若い女性が駅に向かって走っている、、かと思うと今度は女性が大き目のキャリーケースを堂々と引きながら車道の真ん中を進んで行く。いや~、、逞しい。皆さん札幌の人たちなんだろうか?自転車が走ってても驚かないぞ。

 

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このところ4時を過ぎるともう薄暗い、それにこんな時には遊び相手だったエリーもいないので必然と読書に励む時間が増してくる。もう貯め込むのは止めようと決心していたにも関わらず自室の棚は文庫がドッサリだ。先日同じジャンルがお好きと言うオーストラリアの友人に送ったのだがそれでもドンドン増えちまう、、。文庫だって最近は新刊になると1000円を超すのでうちじゃもっぱらブックオフやアマゾンさんに頼っているのだがタマにこんなのを見つけると新刊でも欲しくなってしまうのだ、、。

これは原作者がエイドリアン・マッキンティと言ってベルファスト出身の推理小説作家、特にアイルランドの警察内部を主題にした作品が多い。これもアマゾンさんの解説では、、;

紛争下の北アイルランドを舞台にした警察小説登場
刑事〈ショーン・ダフィ〉シリーズ第一弾!

暴動に揺れる街で起きた奇怪な事件。被害者の体内からはなぜかオペラの楽譜が発見され、現場には切断された別人の右手が残されていた。刑事ショーンは、テロ組織の粛清に見せかけた殺人なのではないかと疑う。そんな折、“迷宮"と記された手紙が彼に届く。それは犯人からの挑戦状だった!

武装勢力が乱立し、紛争が日常と化した八〇年代の北アイルランドで、ショーンは複雑に絡まった殺人鬼の謎を追うが……。大型警察小説シリーズ、ここに開幕

と書かれていて現在丁度半分が終わったところである。80年代アイルランドの実情が判らないとナンでそうなっているの?みたいな箇所があるのだが寒そうで混沌とした背景が見事に描かれていてつい寝るのを忘れちまう、、主人公は所轄の刑事部長なんだが一匹オオカミ的でどちらかと言えば私立探偵っぽい主人公、組織や群れを嫌いフリーランス、、うん、これじゃ”ドクターX”かぁ??

検視官のおねいさん、”ドクターZ”との絡みもあってこれからコールド・グラウンドも佳境へ突入して行く、今夜きっかり読み終えるかも知れないぞ。