”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”メカニック” (72年) VS ”メカニック” (11年)

72年度版はチャールス・ブロンソンが主役の殺し屋、アーサー・ビショップを演じた。そして約40年後には同じ設定で今度はジェイソン・ステイサムがその殺し屋に挑戦している。

両方とも原題は”The Mechanic”、そして登場人物から設定、キャラクターの名前までそっくりそのままリメイクされている。確か背景はブロンソン版がロスアンジェルスっでステイサムはシカゴとか南部の方じゃなかろうか?

二人ともメカニックが如く仕事が正確だ。単に依頼された殺しをやり遂げるって訳じゃなくその標的の生活様式をつぶさに調べ仕事に取り掛かる、、ズドンで終わりって訳じゃなく心臓疾患のある標的には心臓発作を、、麻薬常習者には普段とはチョイと違う薬量を処方する、、と言った具合だ。以下はウィキから抜粋、、;

どんな相手でも依頼があれば必ず仕留める凄腕の殺し屋=「メカニック」のアーサー・ビショップ(ジェイソン・ステイサム)。

彼はある日、雇い主から自分に殺しの技術を教えてくれた恩人であり、友人のハリー・マッケンナ(ドナルド・サザーランド)を殺すように依頼される。聞くと、南アフリカで行われる予定だった暗殺計画をハリーが裏切って外部に漏らし、5人の殺し屋が返り討ちにあって死んだからだという。

アーサーは一旦は拒絶するものの、依頼通りにハリーを暗殺する。父が何者かに殺されたことを知ったスティーヴ・マッケンナ(ベン・フォスター)は、仇を取るために自分をメカニックにしてくれ、とアーサーに弟子入りを志願する、、。

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この辺りの経緯も経過も結果も全部同じ映画は進む、、確かにステイサムの方が肉体的な強さでは勝るし11年制作とあってかなり映像も斬新だ。CG効果だって断然違うしこれはもうステイサムの一人勝ちだったかも知れないなぁ~、、。

チャールス・ブロンソンはその風貌からメキシカンっぽいが実際はリトアニア移民の子として15人兄弟の一人としてペンシルバニアで生まれている。本名はチャールス・デニス・ブチェンスキーだとか、、。54年にはその容貌から”ベラクルズ”にも出ているがやっぱりインディアンとかメキシカン役が多かったそうだ、。

 

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60年にオライリー役で”荒野の七人”に抜擢されユル・ブリンナースティーブ・マックイーンジェームス・コバーンロバート・ヴォーンに交じり大活躍した。更には63年に”大脱走”で再度スティーブ・マックイーンジェームス・コバーンと共演し寡黙なトンネル掘りを熱演、スターダムの頂点へ、、。

”さらば友よ”ではフランスへ出向きアラン・ドロンとがっぷり四つ相撲、日本じゃ”う~ん、マンダム”なんて言わされて人気も大爆発した。それから99年に最後のテレビ映画に出るまで孤独で寡黙な役柄で通した、、。うん、どうもメカニックがブロンソン評になってしまったかな?