”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”野生の呼び声”(20年)

この映画は劇場公開になり”いざ久し振りに行かん、”、っと思ったら途端にコロナのお陰で映画館が閉鎖、行けなくなってしまった。それから約4ヶ月、J:comの有料配信になって550円で見る事が出来た"The Call of the Wild”、。

 

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元ネタは無論我らジイ世代の心を虜にした(当時は少年、、)ジャック・ロンドンが1903年に書いた冒険小説だ。日本でも翻訳されそのセントバーナード犬、バックの数奇な運命に心躍る数日を過ごさせて貰った。

今回の映画化ではハリソン・フォードが人間のメイン・キャラクター、広大なアラスカの大地を舞台にバックと二人三脚、過酷な自然に立ち向かって行く。この映画化は何と6回目だ、、この20年に制作されたのは最新技術を駆使した画面が満載、もうアニメと言っても良いほど、さて何処までが実写なんだか判らない状態だった。

原作では体重が63キロと並みの女性以上にある”主犬公”のバック、裕福な判事一家に飼われていたのが一儲けを企てるコソ泥に盗まれ、遠くアラスカの大地へ送られてしまう。其処から郵便配達屋のそり犬としてその有望さが認められ仲間のワン達を従えて鉄道のない地域へ犬ぞりのボスとして仲間からも一目置かれる存在になる。

そんなバックがソーントン(H・フォード)と出会い又、人間との交流を復活させる、、そんな動物感動編なんだが何故か今回は泣けなかった、。第一の理由として余りにバックが演技が巧く、、それって裏返すとCG処理、凄いな、上手いな、とは思っても感情移入がイマイチなのだ。

結局、最後まで知った展開でバックは野生に帰って行くのだ、、この辺りがちょっと想定外だったが最後までのめり込んでしまった。夕飯を忘れるには至らなかったが、、。