”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”南極物語”(06年)

イメージ 1原題は”Eight Below"と言うのだが邦題は83年の大ヒット邦画、”南極物語”と同じだ。確かオリジナルには”タロ、ジロ”と副題が付いてなかったか?

フジテレビが制作した映画だがそのリメイクの版権をデイズニーが獲得しポール・ウォーカーを主演に迎えて撮影されたと書いてある。オリジナルと違い流石にデイズニーが制作しただけあってエンディングは違うし登場するワンの数だって大分違う、まあそれだけ安心して見てられるって事にもなるのだが、、。

古くは黒澤映画の”羅生門”(50年)これは”暴行”(64年)としてポール・ニューマンを主演にリメイクされているし”七人の侍”(56年)、これはその後”荒野の七人”(60年)になったのは有名だがこの各自が特殊技能を持ち敵に対峙するってスタイルのさきがけとして多くの西部劇、戦争映画、現代劇に継承されている。

”用心棒”(61年)は何とイタリアに渡り、クリント・イーストウッドの当たり役として後世に語り継がれているし、”隠し砦の三悪人”(58年)に至ってはリメイクではないが”スター・ウォーズ”シリーズの原形になっていて日本映画が世界で認められインパクトある映画作りに関与しているのは実に嬉しい事だ。

そう言えば”ハチ公物語”だって”Shall Weダンス?”だってオリジナルは日本のものだがそのリメイクの版権をハリウッドに売って制作されているじゃないか?

肝心の”南極物語”だが邦題のストーリーは事実に基づくもので昭和基地の越冬隊を描いたものだがこっちのアメリカ版は、、;

冬が迫ったある日、南極に落ちたと思われる隕石の調査のためにマクラーレン博士(ブルース・グリーンウッド)が南極を訪れる。時期的にスノーモービルでの探索が危険であったため調査は犬ぞりで行われることとなり、ジェリー(P・ウォーカー)は犬たちと共にメルボルン山を目指すマクラーレン博士に同行する。

しかしジェリーたちの出発後に南極に巨大な嵐が接近していることが判明し、ジェリーたちは早期の帰還を迫られる。マクラーレン博士は半日だけ猶予が欲しいと懇願し、ジェリーの協力もあって無事に隕石を発見したものの、その帰路で誤って崖から滑落し、割れた氷の隙間から海へと転落してしまう。

イメージ 2そして急きょ南極基地を離れるのだが8頭のハスキー犬は置き去りに、、とそれからは彼らワンたちの生き延びる為の果敢な毎日が描かれていく、、。そして最後は涙、涙のご対面、、動物映画は涙なくして見れない、と言う結末でした。