”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

ロッキーのテーマ曲と共に

これは76年に公開されたスポ根でもう名作と言っても良いだろう。高倉健の任侠ものは映画館を出る時、肩で風を切って出て来たもんだが此方は意気揚々、又、明日から頑張るぞ、と言う気分になった。そして公開から42年が経過、このジイさんは札幌の地でこのテーマ曲に乗って非常階段を上がり降りしているのだ、、*1

まあロッキーみたいな訳には行かないしそんな事をやろうものなら今度は心臓麻痺を起こしかねない、なのでこの曲の長さに合わせ最初は2階分だけだが、、それを徐々に伸ばし最後は5階分制覇を目指している。そのうち管理人のおっさんに”アンタ、そんな所でトレーニングしないでくださいよ、、”と言われそうだな?

映画の方はその後シリーズ化されこのロッキー・バルボアの成功、挫折、離婚、、そして今度は子供との確執、更には”クリード”では最初の宿敵、アポロ・クリードの息子をトレーング、、と終わるところを知らない。

これまでロッキーをメインキャラクターに6本が制作され”クリード”シリーズで2本が公開されている。流石にシルベスター・スタローンはもうリングには上がらずトレーナーとして陰の立役者に徹しているが、。最初の一本は監督こそジョン・アビルデセンだったが、脚本も書き他の候補を押しのけて主演している。このテーマ曲はビル・コンティが書いたものでその後、全作品で音楽を担当、そして世界中で大ヒット、このテーマを知らない人はいないくらいの有名なテーマ曲となっている。

映画は彼、スタローンの名声にかなり重なっている。30歳の当時、映画には出ていたがチョイ役専門、それにオーデションでは落ちるばかり、それが生まれ故郷のニューヨークからハリウッドへ進出して掴んだチャンスで自身の企画、脚本、監督そして主演で見事に開花した。当初B級映画と評されていたのだがそれが何とオスカーでは作品賞を含む3部門を制覇、大ヒットに繋がった。

イメージ 1っとまあそんな背景を胸に携帯にダウンロードしたこのテーマ曲に乗ってジイさんは今日も階段を上がり降りしているのです、、、幸い非常階段とは言っても”ウェスト・サイド物語”のように外階段じゃないので寒さは感じない、でもその昔、コイツに閉じ込められた経験があるので中からちゃんと出られるか最初に確認して置く必要があるのだ、、。





*1:´∀`