”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”コールド・ロワイヤル”(19年)

こりゃ割と新しい映画だな、しかも主演はリーアム・ニーソンだ、。元ネタは14年に公開された珍しいノルウェイの映画、それのリメイクで原題は”Cold Pursuit”(”寒冷地の追撃”)、それが”コールド・ロワイヤル”に、、映画を見終わって何故担当者が”ロワイヤル”を持ち出したのかその意味が判った。そう邦題の”バトル・ロワイヤル”から引っ張って来たんだ、。

映画の冒頭は単純なんだが、、

ネルソン・コックスマン(L・ニーソン)はロッキー山脈近くのリゾート地で除雪業を営んでおり、町から表彰されるほどの働きぶりを見せていた。そのネルソンは奥さんと成人した息子の三人で幸福な生活を送っていたが、ローカルの空港に勤務する息子が何者かに殺されたことをきっかけに、その生活は一変することとなった。

ネルズは独自に捜査を行い、息子を殺したのが悪名高いギャングの親玉(バイキング)であることを知った。ネルズには戦闘経験はなかったが、趣味の狩猟で培った射撃スキルが備わっていた。ネルズは息子の敵を取るべく、バイキングたちを皆殺しにする決意を固めた。

バイキングは復讐の鬼と化したネルズの襲撃を他のギャングの攻撃と勘違いしてしまった。その結果、二つのギャングの間で闘争が発生することとなった。ところが、ネルズはそれを意に介そうとはしなかった。彼を止められるものはもうどこにも存在しなかったのである。

っとウィキには記載されている。途中からこりゃコーウェン兄弟が監督とか監修でもしたんじゃないかと、と疑いたくなる演出で殺しの場面が連続する。要点は図らずもネルソンの狙いとは違って現地の先住民派と新興ギャング団の対決になって行き麻薬を取り仕切る縄張り戦争の様相に進んで行く。まあ悪いヤツ同士が殺し合いって事で成る程、こりゃもう丸っきり”バトル・ロワイヤル”じゃないかと見終わって納得の映画だった。

 

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此処でも強いリーアム・ニーソン、、今回は特に彼の履歴は披露されないしCIAとか刑事だったとかのセリフは一切ない、、でも凄腕除雪マンになり切っていた。

終盤新興ギャング団のオヤブンの子供を誘拐し二つのギャング団を戦わせるのだが折角ネルソンに懐いた子供は放り出してしまい尻切れトンボの終わり方だった。しかしまあこんな雪に閉ざされたちっこい町でやれ10キロとか100キロのコカインが売買され蔓延している、しかも大きな組織が二つも対立しているって事は恐らく住民は全員麻薬中毒者なんじゃなかろうか??何となくこんな設定にも白けちまった、、。