”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

デイム・エリザベス・ローズモンド・テイラー

芸名はエリザベス・テイラー、、は我々の世代に於いちゃそりゃもう美人女優の代名詞、断然男性ファンが多かった。その芸歴は古く、生まれはイギリスのロンドンだがアメリカへ渡り、1944年には子役デビューを飾り49年の”若草物語”では多くのファンを獲得、以後94年までスクリーンで大活躍していた。

 

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その後、2011年に79歳で亡くなるまで8度の結婚を繰り返し二度目の結婚ではマイケル・ワイルディングとの間に長男、次男、そしてマイケル・トッドとの間には長女、更にはリチャード・バートンとの間に養女が一人いる。

まあその自由奔放で恐れを知らない生き様は映画、”ヴァージニア・ウルフなんか怖くない”のマーサ役、そのものだったんではと推察される。あの映画での演技が実際に彼女自身を投影したものとしてアカデミー賞の主演女優賞を始め各国の映画賞を総舐めにしている事からもこれは専門家も認める演技力=彼女自身だったんじゃなかろうか?

 

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超大作、”クレオパトラ”の時は31歳で妖艶、その美貌も頂点だったような、美少女時代の映画より断然妖艶さが増して20代後半にオスカーを受賞した”バターフィールド8”のグロリア役以上に素晴らしかった。個人的にはかなり多くの作品を見ているが決して自分が”好きな女優さんランキングベストテン”には入る事はなかった。

56年の”ジャイアンツ”、それと63年にリチャード・バートンと共演した”予期せぬ出来事”とかはかなり好きな作品だがそれでもベスト8入りが最高だったかな?まあずば抜けた演技力だ、、と言われりゃ”ハイそうですか、”、と言うっきゃないのだが妙にワタシのストライクゾーンからは離れているのだ。

特に一連のテネシー・ウィリアムズが書いた原作、戯曲をスクリーンに再現する場合、このエリザベス・テイラー以外にハリウッド広しと言われても彼女が適役、あれ程の演技力は引き出せないだろう、これだけは断言出来る。

顏の輪郭から夫々のパーツの揃い具合、英語の発音に声まで何を取ってもやっぱり正真正銘の美女である事は否定出来ないしその通りだと思う。

この時代、ワタシの選んだオンリー・ワンは、、、;

 

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