”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”いつか晴れた日に”(95年) エマ・トンプソン

イギリス生まれの女優さん、脚本も書くのだが父上は舞台監督、母上はスコットランド出身の女優さんとあれば自然と自身も俳優の道を、、大学を出たあとにケネス・ブラナー率いる劇団に参加、89年からずっと映画畑にいる。92年に”ハワーズ・エンド”と言う映画で脚光を浴びたらしいがこれは未見、そして93年に”日の名残り”でミス・ケントンを演じこれで各賞にノミネート、一気に世界レベルの女優さんになってしまったのが34歳の時である。

イメージ 1このミス・ケントンは同僚執事のスティーブンズ(アンソニー・ホプキンズ)に淡い想いを寄せるのだが先方にはマッタク無視され続ける、、彼はそんな私情より仕事最優先、実父が倒れても執事稼業を立派に勤めあげると言う古き良き執事、後年、屋敷の所有者も変わり、時代が変革していくなかで昔馴染みのミス・ケントンを訪ね又、屋敷に戻ってくれないかと誘いに行くのだが、、。

そして95年には”いつか晴れた日”に主演、これはジェーン・オースティンが原作を書いた”分別と多感”(Sense And Sensibility)の映画化だがこれで再度オスカー、その他各賞にノミネートそして彼女が演技ではなく脚本賞を獲得してしまった。と言う珍しいケースである、、。恐らく彼女の本心は演技で賞を貰うよりこれの方が自身に誇れる偉業だったのではないだろうか、、、。

98年にはジョン・トラボルタと共演して”パーフェクト・カップル”に、、これでは大統領選に立候補せんとする州知事の妻の苦悩を見事に演じていた。

03年には”ラブ・アクチュアリー”そしてハリポタ・シリーズでは常連さん、、最近では13年に”ウォルト・デイズニーの約束”でパメラ・トラバース女史を演じていたのは記憶に新しい。

シリアスな役からコメディーまで幅広い活躍なのだが何といってもこの人の魅力はあのちょっと鼻にかかったキングズ・イングリッシュである。ジュディ・デンチマギー・スミスとはちょっと違うのだが先の”日の名残り”でアンソニー・ホプキンズに対するセリフ、、あれはやはり素晴らしい。

回りの配役が全員イギリス人だったり舞台がロンドンだったりすると(”ラブ・アクチュアリー”のように)そんなに目立たないのだが”ウォルト・デイズニー、、”でアメリカに渡り、英語もアメリカンに囲まれるとその違いは歴然としている。あんな英語を喋りたいとは思うのだが、、、もうムリだ。せめて映画で見聞きするだけにしよう、、それにつけても洋画は吹き替えじゃないと、と言う映画ファン、、セリフやその言い回しも”演技の一部”だと思うのだが、、それを字幕を読むのが面倒だから、、と言うだけで吹き替え版に拘るのは演技もそこそこでって事にならないかな??


↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
にほん映画村」に参加しています:もし気が向いたらクリックお願いします♪。