”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

二泊三日の休息

、、、、このところブログの更新もままならず、皆様のブログにもお邪魔出来ず薄情なヤツだと思われているのではと少々心配でした。
 
その顛末を映画のタイトルでご説明すると、、まさに”予期せぬ出来事”(63年)、原題は”The VIPs”と複数、主演はエリザベス・テイラーリチャード・バートン、両者がアツアツの頃の映画、ですが当時は”VIP”とはナンぞや、、の時代なのにこれを見事に”予期せぬ出来事”まさにその通りロンドン空港が霧のために空港が閉鎖、それに関連して諸問題が噴出するヒューマン・ドラマでした。
 
その出来事が起きたのが30日、月末、、さらに6月は会計年度末に当たるので一年分の集計を朝の6時から始め10時頃にやっと目処が立ったのでさて遅めの朝飯でも、、と立ち上がったら”めまい”(58年)に襲われ敢え無くフラフラと、、このヒッチコック監督の名作は原題が”Vertigo"、そのまま翻訳され邦題が”めまい”となっています。キム・ノヴァックが妖艶な魅力を、、そしてジェームス・スチュアートがその渦中へ、、”裏窓”(54年)と並ぶ傑作ミステリーです。
 
空きっ腹でパソコンの一点に集中して作業をした結果かと思い暫くソファでグッタリしていたのですがどうもおかしい、、普通の気分じゃない、、まるで”タイタニック”(97年)の舳先にローズと一緒に立っているような気分と言ったらよいでしょうか?高揚心は完全に”ゼロ・グラビティ”(13年)でしたが、、、顔色も真っ青だしこんな派手に揺れた事はなかったので流石に焦りました、、室外は”太陽がいっぱい”(60年)ですが自分じゃとても運転は拙いので家内に頼んで近くの救急病院、”ER"(94年)へ駆けつける事に。
 
その結果、二泊三日の休息、、と言うか”未知との遭遇”(77年)に相成りました。最初に診断してくれたのがジョージ・クルーニーには全然似ていないDr Brown、、温厚なイギリス人医師でした。実は4月にも同じ症状でこの救急病院へ駆けつけたので記録はしっかり残っています。その時は安定剤を貰い2時間ばかりベッドで安静にしていただけでふらふら感もなくなり心電図、レントゲン、尿検査から血液検査までやったのですが異常がないと言われスゴスゴ帰宅した事がありました。その顛末を繰り返し説明し、、”今回又なんですが、、”と先生の判断を仰いだのに、、でも機械が弾き出す数値は何処も悪くない、。診察の結果はやはり映画の題名どおり”Vertigo"だと、、、こんな時、映画のタイトルを知っていると辞書を見なくても意味が判るもんです。
 
”でも先生、何処も悪くないのにナンでフラフラするんですか?”の質問に親切丁寧に長々と説明してくれました、、”ミクロの決死圏”(66年)みたいに超小型潜水艇で脳内へ入る訳にもいかんし、、まあ”それでも夜は明ける”(13年)と言われちゃ返す言葉もなく患者当人も気持ちは゛乱”(85年)、、。
 
結果、、それじゃ”今晩は入院ですよ”の一言で”眺めのいい部屋”(86年)に案内され患者用室内着に着替えされCTスキャン室へ、、、。”酒とバラの日々”(62年)とは暫しのお別れ、、全く寝れない一夜を過ごし翌朝、、7月1日、今度はDr Brownから紹介された専門医のDr Kerrasheが、、その先生がCTスキャンと再度撮影したレントゲン一式を持って単身でご登場、、此方の病院は”白い巨塔”(66年版)みたいな事はなく先生は普通のジャケット姿、、白い上っ張りも着ていない。聴診器だけは万国共通なのか首飾りにしてますが、、”良く調べてCTスキャンも上下、裏表(?)詳細に見ましたが何も不具合は見つからないね~”、、。
 
、、、、っで全く原因は不明、、此方も幾ら保険でカバーされるとは言ってもこんな不安定な気持ちでいるのは精神衛生上もよろしくない、、第一”オオカミおじさん”みたいで気分が悪い。今回が始めてって訳じゃないしナニか理由はないのでしょうか??と私にしてはしつこく粘った。先生もそりゃ”加齢なる技”だよ、、とは喉元まで出かかっていたようだが、、で最後に MRI もやってみるか??”じゃ、もう一泊ですよ”、、っでそれが昨晩の事。
 
今度は病院の地下室へ降りてデカいドラム缶状の元へ、、”暗闇とか密室恐怖症はないですね?”と念を押され”金属系のモノが挿入されている場合は申し出てください”、、その後30分余はハリー・パーマーの気分、、映画は”国際諜報局”(65年)、イギリス情報部のハリー(マイケル・ケイン)が音責めの拷問に合う場面、まったくあんな状況でした。
 
今朝になって昨日の先生、、、病室へ。”ホラ、、これがMRIの結果だよ”、、と言われてもそりゃ無理だよ、何が何だか判らない、、そしていよいよ”評決のとき”(96年)、、、では又、明日、、、(笑)。
 
 
 
 
 
 
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