”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”殺し屋チャーリーと6人の悪党”(14年)

別に新年だから見ようとした訳じゃないのだがいきなりタランティーノ監督風のスリラー・コメディに当たってしまった。邦題は”殺し屋チャーリーと6人の悪党”と完全にネタばれになっているが原題は”Kill Me Three Times"とこれまた内容をそのままに”3回殺して”になっている。

 

f:id:guch63:20210104171038j:plain

チャーリー(扮するのはサイモン・ペッグ、”MI”シリーズでトム・クルーズの相棒)と言う殺し屋、、プラス悪党が6人の配役で制作費は恐らくNHKのドラマより廉価じゃないか?と思える程に安上がりだ。撮影はオーストラリアの人里ない海岸とその近所、エキストラも出て来ないし街中の場面もない至って簡単な仕掛けである。

配役もこのサイモン・ペッグっきゃ知らないし、監督もクリフ・ステンダースとかで知らない人だった、。

しかし登場人物が幾重にも交錯し、お話が前後するので一体誰が誰を殺したんだったか見ながらメモでも取らないと混乱してしまう。そこでウィキを覗いたら、、;

海沿いの町イーグルズ・ネスト。そこでバーを経営しているアリスは、夫であり共同経営者でもあるジャックの暴力に耐えかね、ディランという青年との浮気に走っていた。だが、それを知ったジャックは激しく怒り、殺し屋であるチャーリー・ウルフにアリスの殺害を依頼するのだった。

一方その頃、ジャックの妹ルーシーとその夫で歯科医のネイサンは、ギャンブルで作った多額の借金を前に頭を抱えていた。そこで彼らが思いついたのが、兄嫁であるアリスをルーシーに見せかけて殺害し、ルーシーに掛けた生命保険で借金を帳消しにすることだった。

しかし、その計画を悪徳警官のブルースに知られてしまったことで、ネイサンは手に入れた金の半分を渡すようブルースから脅しを受けてしまうのだった。一人の殺し屋と六人の悪党、それぞれの思惑は交差し合い、それぞれの命を奪う大騒動に発展する。

っと言う内容なんだがやはりこれはタランティーノタッチだし想定はアメリカ映画やイギリス映画でも良く見られる手法だ。この手の秀作としてはコーエン兄弟が監督した”ファーゴ”がまず最初に挙げられるがあれ程各キャラクターに魅力はない。それに脚本がイマイチで100%次に何を言うのか予想出来ちまうってのはチョイと残念だった、。

2021年は空振りで明けたかも?