”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ムーラン・ルージュ”(01年)

この映画のタイトルになっている”ムーラン・ルージュ”はパリのモンマルトルに1889年に建造された”赤い風車”、言わずと知れた本場のフレンチ・カンカンを見せてくれるキャバレーである。残念ながら近くまでは行った事があるのだが中には入った事はない、、それを画面に再現してくれたのがこの映画で主演のサティアン姫にニコール・キッドマン、そしてお相手にはユアン・マクレガーが配役され監督にオーストラリアの新鋭、バズ・レーマンにより制作公開された素晴らしいミュージカルだ。

映画の背景は1899年になっているがこの映画の大成功でバズ・レーマン監督は一気にオーストラリアだけに留まらず世界の映画界でトップに上り詰めた重要な作品である。公開と同時にオーストラリアでは大ヒット、評論家、一般人からも賞賛の声が上がりワタシもすっ飛んで映画館のチケット購入列に並んだ記憶がある。

要するに映画版、椿姫なんだがその舞台設定や派手な脇役陣、(”グレーテストショーマン”に通じる)が盛り立ててくれ制作費55億円に対して世界興行の売り上げが200億円を越すメガヒットになった。日本では10億円程度だったと聞いたがこれはオーストラリア産の映画としては史上最高の収益大ヒット作戦だった、。

バズ監督はこの前に”ダンシング・ヒーロー”、や新説”ロミオ+ジュリエット”を撮っておりこの”ムーラン・ルージュ”で前途洋々だった、、しかしその7年後に”オーストラリア”を長い年月掛けて準備し制作し公開したのだがこれでつまずいちまった、。後年、”華麗なるギャツビー”の失敗でもう完全にKO牧場状態に、、それっきり表通りには出て来ない。

 

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まあしかしこの映画は素晴らしかった。同じミュージカルのジャンルで先日、”南太平洋”を投稿した際に長年のブログ先輩、fpdさんが以下のようなコメントを書いてくれたので此処にご紹介を、、;

 

「バリ・ハイ」の圧倒するような歌が印象にあります♪ ミュージカル映画ファンとしては、TOP20には入れたい作品です。え、TOP10じゃないの?とにかくミュージカル映画のお気に入りが多いので。

1.「ウエストサイド物語」
2.「屋根の上のバイオリン弾き
3・「マイ・フェア・レディ
4・「サウンド・オブ・ミュージック
5.「コーラスライン
6.「ラ・ラ・ランド
7.「スイート・チャリティ」
8.「王様と私
9.「キャバレー」
10.「ロシュフォールの恋人たち
・・・
「メリーポピンズ」「ル・バル」「ファニー・ガール」「ラ・マンチャの男」「晴れた日に永遠がみえる」「南太平洋」「ザッツ・エンターテイメント」「ジーザス・クライスト・スーパースター」「パリの恋人」「シカゴ」「巴里のアメリカ人」「踊る大紐育」・・・。

 

っとまあ残念乍らこの”赤い風車”はfpdさんのストライクゾーンからは外れているようだがボクはこれとか”グレーテスト・ショーマン”、そして”ジャージーボーイズ”や”ドリーム・ガールズ”、それにニール・ダイヤモンドの”ジャズ・シンガー”もトップ20には入れて置きたいと思っている。