”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ノッティングヒルの洋菓子店”(20年)

この邦題は大胆だな、、何せ原題は”Love Sarah"と言って主人公になる筈だった娘の名前でそれをそのまま洋菓子店の名前にしているのだ。それを”ラブ・サラ”としないであの映画ですっかり有名になった”ノッティングヒルの古本屋”から拝借している。確かに場所は同じでも絶対にコレは柳の下狙いだぞ、。

そしてその内容はこっちは洋菓子店だがそれをニューヨークのレストランに置き換えるとキャサリン・ゼータ=ジョーンズ主演でヒットした”幸せのレシピ”(07年)とひょっとして原作が同じじゃないのか?と思うほどに似ていた。まああっちは原題が”No Reservations"で元ネタはドイツ映画から来たリメイクだったんだが、、。

 

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親友であるパティシエのサラ(キャンデス・ブラウン)とベイクショップのオープンに向けて奔走していたイザベラ(シェリー・コン)は、突然の事故でサラを失ってしまう。

サラの娘クラリッサ(シャノン・タルベット)と彼女の祖母ミミ(セリア・イムリー)を引っ張り出し、パティシエ不在のままで店を開くことにするイザベラ。そこへ20年前にサラのもとから逃げ出した元恋人で、現在はミシュランの二つ星レストランでシェフを務めるマシュー(ルパート・ペンリー=ジョーンズ)がパティシエとして応募してくる。

 

そんなで結局、叔母ちゃんのミミが資金提供してくれて三人が共同経営者って事で洋菓子店を開店させるのだが徒歩圏に4軒も洋菓子店がある地域ではそりゃ競争で大変だ、、しかも一番新しい店じゃ何か特徴が無けりゃ受け入れても貰えない、。そんな逆境からのし上がっていく様子は面白い、。

ミミを演じたセリア・イムリーは”マリゴールド・ホテル”シリーズでお馴染みだが此処でも魅力的な叔母ちゃんを好演している。断然若いクラリッサやイザベラより魅力的に見えるのは単にオレが一番世代が近いからって事かな?

まあ映画の出来としてはああなってこうなってと思った通りに進むので意外性はないのだがこれが初監督作品となったエリザ・シュローダーはこれをきっかけに女性監督として活躍の場が広がるか?