”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”Zen"(11年)

原題の”Zen"がそのままタイトルになっているのだがてっきり”禅”かと思いきやアウレリオ・ゼンと言うイタリアの刑事さんだった。シリーズと言うよりミニシリーズで夫々が90分、それの三部作だった。

 

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主演のローマの警察署に勤務するゼン刑事を演じるのはルーファス・シーウェルと言うイギリス生まれの俳優さんで同僚の女刑事さんがキャテリーナ・ムリノ演じるタニアだ、其処かで見た事があると思ったら007の”カジノ・ロワイヤル”で初めの方に出て来る悪党のデミトリアスの情婦だった。それと往年のファンには懐かしいカトリーヌ・スパークがゼンのママ役で出ていた。

これまでイギリスやアメリカの刑事さんを中心に見ているが流石にイタリアンは違う、日本的感覚から行けば全く不謹慎だが所轄勤務になってやって来たタニアを最初にダレが寝取るかで刑事仲間が賭けをする。それに女性と見れば必ず言い寄って行く様には恐れ入った、。大岩捜査一課長が見たら腰を抜かすだろうなぁ~、、。

警察の捜査に関しては何処も同じ手法だが単に殺人事件の捜査にあらず其処には汚職まみれの担当官から政治がらみの政策に人事権を駆使した捜査法と事件解決よりそっちの方が優先されてしまいこれじゃ解決は無理なんじゃないか、と情けなくなる。

そして人間関係もかなり複雑で登場してくる皆さんごく普通の夫婦生活を送っているカップルは皆無だ。離婚結婚を繰り返し不倫、そしてダブル不倫にドラッグ絡みは朝飯前、昼間からアルコール漬けだし事件の解決とは程遠い。

まあ映画なのでそれなりに割り引いて見る必要もあるだろうがこのカソリックのお国柄で離婚が当たり前で親権争いだって日常的になっているって事は実社会でもこれにかなり近いのではなかろうか?

そんな混沌とした社会で殺人事件の発生、そして地元の有力者の誘拐事件と重大事件が勃発して行く。ゼン刑事は一人正義を貫き政府の要人が関わる事件に向かっていくのだが、、果たして結末は?気が付けば90分x3のミニシリーズをあっと言う間に見終わっていた。