”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

刑事の中の刑事

この数年、映画やドラマのなかで刑事さん役が良く似合う俳優さんに出会っている。古くはイタリア映画で”刑事”と言うタイトルそのままに優秀な刑事を演じたピエトロ・ジェルミもいたし、”刑事コロンボ”で一躍名刑事と呼ばれるようになったピーター・フォークもいる。

近い所ではイギリスからイタリア、フランス、デンマークスウェーデンなどの北欧で活躍している刑事さんも大勢いたしアメリカで活躍した”フレンチ・コネクション”のジーン・ハックマンや”ブリット”のスティーブ・マクイーン、”ダーティ・ハリー”のクリント・イーストウッド等は別格で素晴らしかった。

私立探偵さんとは一線を画すのだが最近どっぷりハマっている刑事さんの中でも以下の二人はバツグンの”刑事魂”を持った素晴らしい刑事さん達だ。

決して組織のなかで出世街道を狙う気はなくあくまでも犯罪を憎み、事件解決に向けて上層部から介入されようが捜査に邪魔が入ろうが真相解明に邁進し被害者に寄り添う人物像には好感が持てる。

 

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タイタス・ウェリバー演じるところの”ボッシュ刑事”がその一人だ。マイケル・コナリーが原作を書いていてロス・アンジェルスのハリウッド署に勤務するベテラン刑事。元グリーンベレー湾岸戦争に従事した経歴となっていて万年ヒラ刑事だが熱血漢で上司に逆らう事はへでもない、、自説を曲げず其処までも犯人逮捕に突き進む熱血漢である。かなり原作に忠実なボッシュ像を演じている。

シーズン7まで制作されて放映は終了しているがどうやらスピンオフが制作され5月頃には配信されるらしい、。制作に際しては原作者、それとプロデューサーやら監督が人選をしているようだがどちらかと言えばさほど人気、実績がある訳じゃない俳優さんを抜擢する勇気には驚かされる。

それらはキャスティングを握る人達が選出するんだと思うが一歩間違ったら視聴者は見向きもしない、こりゃかなり高額な賭けにも近い人選かも知れない。

 

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それと同様に選出されて素晴らしい活躍をする刑事さんがイギリスにもいた、。マイケル・キッチンと言う俳優さんだがこの人が演じた”刑事フォイル”は兎に角素晴らしい。

背景は第二次大戦から英米ソの冷戦時代だが冷静沈着、それこそ軍部上層部から政府首脳から横槍が入ろうが事件解決に向けてずば抜けた洞察力と記憶力の良さで難事件を解決に導いていくのだ、。

映画出演の実績はそんなに多くない、端役で007にも出ていたようだがこの”刑事フォイル”役では水を得た魚の如く実に見事な演技を見せてくれる。彼などもいきなり監督に抜擢された訳じゃあるまい、、配役を任された人達が原作にマッチした俳優さんを選出するのだがその時点で成功するか否かは誰にも判らない。

まあ俳優さんの演技力と作品に対する思い入れが素晴らしいキャラクターとなり見る側を喜ばせてくれる訳だがこれだって早い話、賭けに近いような?他にも大勢の刑事さんを見ているがこの二人は最近見ている刑事モノではずば抜けて素晴らしい、。